約 1,121,955 件
https://w.atwiki.jp/sl-stage/pages/313.html
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ【デレステ】のSSRキャラクターのステータス比較表を掲載しています。 SSRのキャラクター コメント SSRのキャラクター 画像 キャラ名 属性 最大ライフ値 最大ボーカル値 最大ダンス値 最大ビジュアル値 総合値 評価 [ステージオブマジック]島村卯月【SSR】 キュート 42 4436 4387 4377 13200 S [ぐうたら王国]双葉杏【SSR】 キュート 42 3811 3176 5716 12703 S [キャットパーティー]前川みく【SSR】 キュート 42 3790 5758 3142 12690 S [ホワイトウィッチ]三村かな子【SSR】 キュート 42 4015 4166 3984 12165 S [ステージオブマジック]渋谷凛【SSR】 クール 42 4377 4436 4387 13200 S [薔薇の闇姫]神崎蘭子【SSR】 クール 42 5716 3811 3176 12703 S #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 [ノーブルヴィーナス]新田美波【SSR】 クール 42 3155 3797 5742 12694 - [ステージオブマジック]本田未央【SSR】 パッション 42 4387 4377 4436 13200 S [グレイトプレゼント]諸星きらり【SSR】 パッション 42 3176 5716 3811 12703 S [パンプキンパーティー]十時愛梨【SSR】 パッション 42 5768 3134 3785 12687 S キャラクター評価一覧 タイプ別 全タイプ/キュート/クール/パッション レア度別 SSR+/SSR/SR+/SR R+/R/N+/N ステータス比較表 SSR+/SSR SR+/SR R+/R N+/N 人気ページ 1位 - アイドル 2位 - 速水奏【R】 3位 - アタシポンコツアンドロイド報酬一覧 4位 - [新春ロッカー]多田李衣菜【SR】 5位 - [Nation Blue]神崎蘭子【SR】 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/186.html
彼女たちが辿りついたセブンワンダーズオブザワールド ◆John.ZZqWo 暗闇の中を走る。土を蹴って木の幹を避ける。ズルズルと滑る足元。急な勾配。キラリと洩れる青い光だけが頼り。 張り出した木の根。突き出した石。足をとられないよう避けて、踏んで。恐怖に追われ、恐怖から逃げる。 ザクザクと耳障りな足音。目を曇らせる熱い吐息。なのに遅々として進まない風景。 森の中の何もかもが自分を足止めしているようで。それでいて膨らむ恐怖は背中から圧迫してきて、前のめりになる。 枯葉を踏んで、苔を踏んで、転んでしまいそうになるも身体は器用にバランスをとってまだまだ加速する。 止まらない。止まらなければ危ないのに止まらない。止まりたくないから止まれない。 何もかもを理解してても、理解なんてものは走り出した身体を止めるのにはなにひとつ役にはたちはしない。 靴が土塗れにになるのもかまわず、露な白肌が傷つくのもかまわず、小枝が黒髪を引っ張るのにもかまわずに走る。 距離感もなにもない真夜中の森を、つむじ風に翻弄される木の葉のように乱高下しながらひた走る。 それでも恐怖からは逃げられない。背中にぴたりと張り付いた恐怖からは少しも離れることができない。 小さい悲鳴をあげて身をかがめる。這いつくばるように地面スレスレを逃げ惑う。 しかしそれでも恐怖からは逃げられなくて、そしてふとした瞬間、彼女は不意に暗闇の中で足場を失った――。 @ 「………………いっつ……っ、……」 一瞬の浮遊感からの衝撃。それから30秒ほどしてようやく渋谷凛は口からうめき声を漏らした。 「最……、悪……っ」 悪態をつきながら渋谷凛は現状を確認する。 身体に痛いところはないだろうか? ある。たくさん。色々なところが痛い。当たり前だ、落下したのだから。 幸いなことに足は大丈夫……っぽい。しかし腕は、咄嗟に身体をかばった肘と、そして手のひらがじんじんとする。 だがそんなことよりもとにかく、おしり、そして背中が痛かった。 「あー……、もう、なんなのよこれ」 おしりが痛いのはしかたない。そこから落ちたのだから。もし痣なんかできてるととても困るが、まだ納得できる。 しかし背中は違う。確かに背中も落下によってしたたかに打ちつけたわけだが、それ以上にその痛みは荷物のせいだ。 背中に背負った本来はクッションとなるはずのリュック。その中でひときわ存在感を放つ円柱状のよくわからないなにか。 これのせいで、渋谷凛の背中は激しい痛みを訴えていた。こっちは確実に痣ができている。絶対に。 「なんでこれもってきたんだろ……」 溜息をつきながら渋谷凛は顔を見上げて自分が落ちてきたところを確認する。 たいした怪我もしなかったわけだが、それでもその高さは想像してたよりも全然低かった。身長よりもちょっと高いくらいだ。 「ハァ……」 もう一度、今度は大きな溜息をつく。決死の逃亡劇が一度途切れたことで幸か不幸か、頭の中は冷静になっていた。 さきほどまでの逼迫した恐怖感はない。 今あるのは理不尽さへの憤りと、現実のあやふやさ、そして視界の中にはいなくても確かに存在を感じさせる静かな恐怖。 「諦めなければきっとなんとか、なる……?」 山頂で島村卯月、本田未央の二人と肩を寄せ合っていた時には確かにそんな気分だった。 プロデューサーがひとり目の前で殺された直後だったけど、それでもまだその時はそうであればなんとかなるつもりだったのだ。 それは薄情ではあるが死んだプロデューサーが他人であること、すぐに仲間であり親友でもある二人と出会えたこともあるだろう。 あの二人の明るさ、いい意味で人畜無害なところがあの時の自分を助けていてくれたと渋谷凛は思う。 だがそれよりも、気楽だった一番の理由はきっと、自分が死ぬわけがない――などというそんな現実に対する認識不足のせいだ。 本田未央は死んだ。目の前で、血を流して、首と胴体とが離れ離れになって死んだ。いや、殺された。 渋谷凛は見た。首を落とされた体が一瞬だけはそのまま立っていて、それからぐたりと人形のように力なく倒れたところを。 今思い返しても、転がった首を見るよりもそちらのほうが恐ろしかった。思い返すだけで指先が震える光景だった。 死んだら死体になる。その当たり前を目の当たりにしたのだ。死体には意思の欠片も残らない。死ねば誰でもああなってしまう。 「未央……っ」 思い返し名前を呟くことでようやく実感が追いついてきた。追いついてきてしまった。 胸がしめつけられ目頭が熱くなる。本田未央は死んだ。もう話すことも遊ぶことも、一緒にレッスンや歌うこともできない。 彼女はわけもわからないうちに殺されてしまい、納得することも、なにひとつ夢を叶えることなくいなくなってしまった。 喪失に涙の粒が浮かび上がり、そしてそれが自身にも迫る現実であることに一筋の線を描いた。 繰り返し、本田未央の身体が崩れ落ちる場面がフラッシュバックする。あれが人間が死ぬということなのだ。 ひとしきり声を殺して泣いた後、渋谷凛は伏せていた顔をあげた。 目元は赤くなっていたがその瞳にはまだ意思が、強いものではないが確かに残っていた。 理不尽な現実を理解し、それでなおその身をひたす恐怖に立ち向かうだけの意思が彼女にはあったのだ。 諦めるなんてらしくない――それはみんなから返ってきた言葉だが、だからこそ彼女を支える言葉になりえた。 「どうしようかな……」 言いながら渋谷凛は暗闇の中で立ち上がる。 ずっとここで隠れててもいることもできるがそうもいかない。やることもあるし、なにより地面がじめじめしている。 水気を含む地面の冷たさは打ち身のおしりには気持ちよかったが、その湿気でスカートや下着が濡れるのは困る。 「ていうか、ここ、どこ……?」 ポケットから地図を取り出そうとして、しかしやめる。代わりに情報端末を取り出して電源を入れた。 記憶が確かならこちらでも地図が、それに時間も確認できるはずだ。 最初に真っ白な画面が映り、指先でいじると画面が切り替わって渋谷凛の名前を中心に拡大された地図が表示される。 「こっちのほうが早いじゃない」 なんでさっきまでは紙の地図を見ていたんだと毒づきつつ渋谷凛は自分の現在位置を確認する。 「…………あんまり離れてない、な」 山頂から逃げてきたわけだが、地図上で見る限りほとんど距離は離れていない。せいぜい200メートルほどだろうか。 途端に怖くなって渋谷凛は自分が落ちてきた小さな崖に身を寄せた。 情報端末を胸に抱いて耳をすませる。もしかすればすぐ近くに本田未央を殺した水本ゆかりがいるかもしれないのだ。 だが殺人鬼の足音は聞こえてこない。時々、風に揺られた木々がサラサラと葉を鳴らす音が届くだけだ。 ほっと止めていた息を吐くと、渋谷凛はあらためて情報端末の地図を見た。これからの行く先を決めなくてはいけない。 「卯月は……と、榊原さんはどこに行ったんだろう……」 あの二人がどちらに向かって逃げ出したかは見ていない。あの時は必死だったしゆかりを前に目をそらす余裕はなかった。 そして自分が山の中を逃げている間にも見なかった……はずだと渋谷凛は思う。 それに足の速さは、少なくとも島村卯月よりかは上だという自負はあるので、見なかったのならこっちにはいないはずだ。 「…………………………………………………………とにかく、探そう」 考えても結論はそれしかでなかった。もしかしたら割と近くにいるのかもしれないし、全然遠いのかもしれない。 案外、あんまり逃げておらず山頂の近くのどこかで隠れているのかもしれない。 渋谷凛ができることは、彼女らが水本ゆかりにまだ見つかっていないことを祈りながら探すことだけだ。 決心すると、かなり時間をかけて悩んだ末に懐中電灯の明かりをつけ、彼女は足元だけを照らしながら歩き始めた。 @ できるだけ歩きやすい場所を選びながら進むこと20分ほど、渋谷凛は深い森を抜け岩肌をさらす斜面へと出る。 石灰色の岩肌は青い月光をよく反射し、森の中からすれば眩しいほどに明るかった。 「ここ……?」 渋谷凛は斜面を見渡し、そして情報端末の表示を確かめる。画面の中央には彼女の名前と重なって『遺跡』と表示されていた。 こちらへと向かってきたのは、もし島村卯月らもこの情報端末も見ていたら名前のある場所に来るんじゃないか、 そんな風に考えたからだ。だがしかし、見渡す限り『遺跡』と呼べそうなものは視界の中にはない。 「もう少し向こうかな」 情報端末の地図は割とアバウトっぽく、一点を指しているようでその範囲はけっこう広い。 ということで、渋谷凛はもう少し表示されている点の中心に近づこうと石灰色の斜面へと踏み出して行った。 遮蔽物のほとんどない中をおっかなびっくりといった様子で。 だがしかし、歩けど歩けどそれらしい建物のようなものは見当たらない。ただただ石灰色の斜面に岩がごろごろしてるだけだ。 もしかして何もないのか、それとも埋まっているのか、と思い始めた頃、渋谷凛は変なものに気づいて足を止める。 「…………?」 L字のブロックのようなものだ。石でできていて表面はザラザラしている。印象としては海辺のテトラポッドっぽい。 これが遺跡? と、疑問に思い渋谷凛はブロックの周りを回って文字でも彫られていないかと探すが、しかしそれらしきものはなかった。 釈然としないという表情で渋谷凛はブロックを睨みつける。 そう、これは工事現場かなにかのブロックにしか見えない。とてもじゃないが、謂れのある遺跡っぽさなんか感じられない。 じゃあ違うのかなと、再び歩き出そうとしたところでようやく渋谷凛は遺跡の存在に気づいた。 「あ…………」 ブロックはひとつではなかった。 割れたり地面に半分埋まっているものもあるが、ここら一帯にゴロゴロしている岩――それが全部、L字のブロックだ。 謎のL字ブロックが無数に転がっている石灰色の斜面。とっくの前に渋谷凛は『遺跡』の中にいたのだった。 そしてこの遺跡の中を更に進むこと少し、彼女はこの中でもひときわそれっぽいオブジェを発見した。 「『BABEL』…………?」 地面に埋まった正方形の石版にはうっすらとそう読める線が彫られている。 そしてその向こうには遺跡らしいと呼べるオブジェが存在していた。 とはいってもなんのことはなく、ここら一帯にいくらでも転がっているブロックがただ積み重なられたものだ。 遺跡というよりかは、どちらかというと前衛芸術っぽいかもしれない。 「無駄足だったかな。……でもせっかくだし」 渋谷凛は積み重なれたブロックに足をかけてその上へと上る。それを繰り返して少しずつオブジェの頂上を目指した。 なにも記念だとか遊びたいなんて考えではない。ただ、高い所に上れば仲間を探しやすいと思ったからだ。 人目はないしどうせいてもみんな女の子だ。彼女は誰からの視線も気にすることなく、大胆に足を上げてブロックを上る。 「高っ……」 頂上まで上ってみると意外と――おおよそ10メートルくらいだろうか――高さがあり、渋谷凛はわずかに身震いする。 でもその分、眺めは絶景だった。ここから山の麓まではこれより高い木もなく海まで一望することができた。 「街だ」 北東のほうへと視線を向ければ暗闇の中にかすかに浮かぶ建物の凹凸。そして星のように瞬く街灯の明かりが見えた。 羽虫は光に誘われるというが、そうでなくとも今の渋谷凛にとって街灯の光は心をくすぐられるものだ。 そこは暗い森の中で震えているよりかは何百倍も居心地よさそうに見える。 「………………ん?」 その街灯の青白い光の中にひとつ、真っ赤な光が揺れていた。 この距離からでは小さくしか見えないが、しかしそれでも周りの街灯の光よりかは遥かに大きいことはわかる。 「そんな……」 なんの光だろうか? 考えてすぐに答えにいきつく。揺れる赤は炎の赤だ。なにかが燃えている。何を、何のために? 渋谷凛は両手で自分の身体を抱くと頂上のブロックの上でへたりこんだ。 あれは、あそこでも殺しあいが行われている――それを証明する光、いや炎だ。 同じアイドルを殺してもいい、そんな風に考えている子が水本ゆかりの他にもいる。それを知らせる狼煙だ。 60人のアイドル。仲のよい子、そうでない子、有名な子、よく知らない子、全員が殺しあいをしている姿が脳裏をよぎる。 ある子は包丁で別の子を刺して殺してしまう。またある子は命乞いをする子を拳銃で撃ち殺してしまう。 殺そうとする子に殺されるだけの子。だが殺されるままの子もいつしか反撃に出る。そのうち全員が殺しあうようになる。 わかっていたはずなのに渋谷凛は打ちのめされた。この島の全ての場所が殺しあいのステージなのだということに。 安全な場所はない。安全な人物なんてのもありえない。水本ゆかりだけではない、他にも殺しあいをしている子はいる。 新田美波だってそうだったのかもしれない。彼女は自分らを利用するつもりだったと言ったのだから。 いや、もう島村卯月だって大丈夫なのだとは言い切れない。だって彼女はひとりだけで逃げ出してしまったではないか。 諦めなければと返してくれた彼女がいの一番に諦めてしまったのだ。見つけ出したとして、どうするというのか。 「諦めない……できることを探す……」 それって本当のこと? みんな殺しあいで生き残ろうと必死だよ。私達だけがバカなんじゃない? 逃げ出した彼女にそう問いただしたい。そう渋谷凛は考えて、そんな自分を自己嫌悪した。 「殺されそうになったら相手を殺しても正当防衛……」 だけど、 「そんなこともうできないよ」 島村卯月のほにゃっとした笑顔に希望を抱き、本田未央の哀れな死に様に人が死ぬ意味を知った今、 渋谷凛に人殺しを――例え正当防衛であろうとも、することは考えられなかった。もう人が死ぬのはみたくなかった。 だから、ささいなものでも希望が欲しくて、しかし希望はもう逃げ出しその色は褪せてしまったと気づいた時、 「ねぇ、諦めないのが私だって言うなら、どうして私を置いて逃げたの?」 彼女はそこから一歩も動くことができなくなってしまった。 【E-6・遺跡『バベルの塔』/一日目 早朝】 【渋谷凛】 【装備:なし】 【所持品:基本支給品一式、RPG-7、RPG-7の予備弾頭×1】 【状態:全身に軽~中度の打ち身】 【思考・行動】 基本方針:?????? 1:どうすればいいの? 前:孤独月 投下順に読む 次:オキガエ・イン・エアポート 前:相葉夕美の無人島0円(無課金)生活 時系列順に読む 次:彼女たちの中でつまはじきのエイトボール 前:阿修羅姫 渋谷凛 次:バベルの夢 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/a-life/pages/383.html
回レ!雪月花/歌組雪月花(夜々(CV 原田ひとみ),いろり(CV 茅野愛衣),小紫(CV 小倉唯)) (TVA 機巧少女は傷つかない ED) シンフォニック ラブ/橋本みゆき (PC18 ましろ色シンフォニー -Love is pure white- OP) お願い!シンデレラ(M@STER VERSION)/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS(島村卯月(CV 大橋彩香),小日向美穂(CV 津田美波),三村かな子(CV 大坪由佳),渋谷凜(CV 福原綾香),多田李衣菜(CV 青木瑠璃子),神崎蘭子(CV 内田真礼),本田未央(CV 原紗友里),城ヶ崎美嘉(CV 佳村はるか),城ヶ崎莉嘉(CV 山本希望)) (CD THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い! シンデレラ COCC-16718 ) Shining Days~僕らの恋模様~/喜多修平 (PSP 乙女的恋革命★ラブレボ!! 100kgからはじまる→恋物語 OP) Legend of Galaxy~銀河の覇者/Takamiy with 宮野真守 (特撮 新ウルトラマン列伝 OP/特撮 ウルトラマンギンガ OP) Destiny/neko (TVA ファイ・ブレイン 神のパズル 第3シリーズOP) らしんばんからのお知らせ キルミーのベイベー!のさらにウザいやつ/やすな(CV 赤﨑千夏)とソーニャ(CV 田村睦心) (CD キルミーのベイベー!/ふたりのきもちのほんとのひみつ 【起】盤 PCCG-01231 ) アマゾンライダーここにあり/子門真人 (特撮 仮面ライダーアマゾン OP) ベートーベンだねRock n Roll/テンテン (TVA 21エモン ED2) 底なしの世界 -Alt Lyrics-/ソラリズム (CD Alice in deep Sea~深い海の国のアリス~ (PS2 ハートの国のアリス EDアレンジバージョン)) 聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~/影山ヒロノブ,BROADWAY (TVA 聖闘士星矢 OP2) a song for.../HAPPY CYCLE MANIA (PC18 キラ☆キラ きらりエンディング1 ED) さよならのこと/上原れな (TVA WHITE ALBUM2 ED)
https://w.atwiki.jp/a-life/pages/417.html
SAVIOR OF SONG/ナノ Feat. MY FIRST STORY (TVA 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- OP) イマジネーション/SPYAIR (TVA ハイキュー!! OP) Cyclone Effect/Labor Day (特撮 仮面ライダーW 挿入歌) シアワセ☆ハイテンション↑↑/南春香(CV 佐藤利奈),南夏奈(CV 井上麻里菜),南千秋(CV 茅原実里) (TVA みなみけ ただいま OP) お願い!シンデレラ(M@STER VERSION)/CINDERELLA GIRLS!!(島村卯月(CV 大橋彩香),小日向美穂(CV 津田美波),三村かな子(CV 大坪由佳),渋谷凜(CV 福原綾香),多田李衣菜(CV 青木瑠璃子),神崎蘭子(CV 内田真礼),本田未央(CV 原紗友里),城ヶ崎美嘉(CV 佳村はるか),城ヶ崎莉嘉(CV 山本希望)) (CD お願い!シンデレラ COCC-16718 ) la la larksさんインタビュー (BGM end of refrain/la la larks (CD ego-izm VTCL-35183 )) ego-Izm/la la larks (TVA M3~ソノ黒キ鋼~ ED) Daydream café/Petit Rabbit s(佐倉綾音,水瀬いのり,種田梨沙,佐藤聡美,内田真礼) (TVA ご注文はうさぎですか? OP) One Vision/谷本貴義 (TVA デジモンテイマーズ 挿入歌) resonance/T.M.Revolution (TVA ソウルイーター OP1) black bullet/fripSide (TVA ブラック・ブレット OP) ビリーバーズ・ハイ/flumpool (TVA キャプテン・アース OP) Part Of Your World/すずきまゆみ (映画 リトル・マーメイド 挿入歌) 遠いこの街で/皆谷尚美 (映画 劇場版カードキャプターさくら 主題歌)
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/2778.html
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLSANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK 発売日 2016年3月30日 レーベル 日本コロムビア デイリー最高順位 1位(2016年4月1日) 週間最高順位 3位(2016年4月5日) 月間最高順位 6位(2016年3月) 年間最高順位 47位(2016年) 初動売上 9988 累計売上 12111 収録内容 曲名 アーティスト タイアップ 視聴 Disc1 1 Theme of Cinderella Girls THE IDOLM@STER シンデレラガールズ BGM 2 Anemone 3 Flower Language 4 Why Don't You Be a Cinderella? 5 Trial and Error 6 Sly & The Girls Jewelries 7 April Tango 8 The Second Line of MIO 9 Waltz for Dreamers 10 Just Curious. 11 Never Was a Cloudy Twilight 12 Puzzling Pizzicato 13 The Dancing Glass Slippers 14 The Cat Ears’ Opinions 15 Ambiguous Dialogue 16 Dress! Dress! Dress! 17 The Days of Effort 18 All Right in the End 19 THE TWO SELFIE MONSTERS 20 Eight Days OFF A Week 21 Teatime (in the Magic Hour) 22 RANKO’s Grimoire 23 Tut-Tut Blues 24 Mondo Monday 25 Sunday Montuno 26 The Girls Etiquette 27 Count It Basis! 28 The Reversible Heart 29 Motif “Awake” 30 Honesty 31 Bedtime Nocturne 32 Your Smile 33 Tears of Joy Disc2 1 Fortunately, Ordinary THE IDOLM@STER シンデレラガールズ BGM 2 Carriage for Cutie 3 A Demon in Shibuya 4 Passione 5 Wishful Thinking 6 Playing Spies 7 TOTOKIRA Kindergarten 8 Serendipity 9 If So (or Not So) 10 Elder Sisters’ Pain 11 Thanks For Our Work 12 See You 13 Regal No.346 14 Erosional Authority 15 Thistle Castle 16 The Dotted Anxiety 17 Impatience 18 The Beautiful Creeps 19 Emergency 20 Heartbeats 21 Someone Behind the Door 22 Nothing’s Gonna Be Alright 23 1159 Tinnitus 24 A Ripple of Courage 25 A Lost Princess 26 Starting Over 27 Primula Julian 28 SHINSEN Girls Disc3 1 お願い!シンデレラ(BGM Version) THE IDOLM@STER シンデレラガールズ BGM 2 メッセージ(BGM Version) 3 ススメ☆オトメ~jewel parade~(BGM Version) 4 We’re the friends! (BGM Version) 5 Nation Blue(BGM Version) 6 Orange Sapphire(BGM Version) 7 アタシポンコツアンドロイド(BGM Version) 8 Star!!(Piano Instrumental Version) 9 夕映えプレゼント(BGM Version) 10 できたてEvo! Revo! Generation! (BGM Version) 11 オルゴールの小箱(BGM Version) 12 輝く世界の魔法(BGM Version) 13 Never say never(BGM Version) 14 S(mile)ING!(BGM Version) 15 ミツボシ☆☆★(BGM Version) 16 Shine!! (BGM Version) 17 夢色ハーモニー(BGM Version) 18 GOIN’!!! (BGM Version) 19 つぼみ(BGM Version) 20 Star!!(オルゴールVersion) 21 お願い!シンデレラ(オルゴールVersion) 22 アタシポンコツアンドロイド CANDY ISLAND THE IDOLM@STER シンデレラガールズ 劇中歌 23 Orange Sapphire 凸レーション 24 Nation Blue 渋谷凛(福原綾香),アナスタシア(上坂すみれ),神崎蘭子(内田真礼),多田李衣菜(青木瑠璃子),新田美波(洲崎綾) 25 GOIN !!! CINDERELLA PROJECT 26 S(mile)ING! 島村卯月(大橋彩香) 27 流れ星キセキ new generations 28 Absolute NIne 29 STORY 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),神谷奈緒(松井恵理子),北条加蓮(渕上舞) ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 4/5 3 新 9988 9988 2016年3月 6 新 9988 9988 2 4/12 3 → 1214 11202 3 4/19 5 ↓ 580 11782 4 4/26 ↓ 329 12111 2016年4月 18 ↓ 2123 12111 関連CD Snow Wings Absolute Nine GOIN !!! THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 001 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Passion jewelries! 001 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cool jewelries! 001
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/116.html
@%231662796848 からのツイート ★TODAYsRANKING フォースド・トゥ・フェイス、アンノウン (1) only my idol/First Step (1) 蜘蛛の糸 (1) ★TOTALRANKING TOP (117869) オープニング (8123) 第3放送までの死者 (7740) 島村卯月 (7582) 第5放送までの死者 (7548) ◆ltfNIi9/wg (6721) 第4放送までの死者 (6532) 渋谷凛 (6031) 輿水幸子 (5990) 第4放送まで (5390) 高森藍子 (5373) ◆John.ZZqWo (5282) 支援絵置き場 (5179) ◆yX/9K6uV4E (5009) 彼女たちの中でつまはじきのエイトボール (4987) BRのルール (4929) DREAM (4728) 相葉夕美 (4572) 魔改造!劇的ビフォーアフター (4571) 阿修羅姫 (4476) 第5放送まで (4407) 私たちのチュートリアル (4353) ……という夢を見たかったんだ (4248) 双葉杏 (4075) 緒方智絵里 (4026) 三村かな子 (3938) 彼女たちの中にいるフォーナインス (3911) 約束 (3901) みくは自分を曲げないよ! (3787) 十時愛梨 (3767) 彼女たちがはじめるセカンドストライク (3686) アイドルだけど愛さえあれば関係ないよねっ (3686) ◆j1Wv59wPk2 (3685) Distorted Pain/日向の花 (3654) 真夜中の太陽 (3625) 藤原肇 (3611) ピピッ!ウサミン星からの電波受信、完了です! (3607) 失敗禁止!火事場のチョイスはミスれない! (3607) My Best Friend (3566) 愛しさは腐敗につき (3551) 201話-250話 (3515) 彼女たちのためのファーストレッスン (3512) 第6放送までの死者 (3498) だって、私はお姉ちゃんだから (3368) 私はアイドル (3359) 北条加蓮 (3359) 熟れた苺が腐るまで( Strawberry & Death) (3343) ドロリ濃厚ミックスフルーツ味~期間限定:銀のアイドル100%~ (3338) 彼女たちに忍び寄るサードフォース (3332) 星輝子 (3322)
https://w.atwiki.jp/yoake_song/pages/34.html
【な】 【に】 【ぬ】 【ね】 【の】 【な】 【歌手名】 【曲タイトル】 内藤やす子 こころ乱して運命かえて ナイトメア TABOO ナオト・インティライミ Brand new day 中川晃教 夜明けのセレナーデ 中川翔子 愛いっぱい、せいいっぱい 中川翔子 RAY OF LIGHT 中島えりな Wedding Wars -愛は炎- 中島美嘉 I 中島みゆき 狼になりたい 中島みゆき ひまわり”SUNWARD” 中島愛 星空 中田裕二 夜をこえろ 長門有希(茅原実里) Greed's accident 中西圭三 LOOSE END ~闇を照らす朝 中村雅俊 君の国 中森明菜 うつつの花 中森明菜 Lotus 長山洋子 反逆のヒーロー 永吉昴(斉藤佑圭)×福田のり子(浜崎奈々) Dreamscape 渚ゆう子 何処へ 夏川りみ ココロツタエ 夏川りみ サガリバナ ナナカラット ヨアケノヒカリ 七海るちあ(中田あすみ)・宝生波音(寺門仁美)・洞院リナ(浅野まゆみ) Super Love Songs! 七海るちあ(中田あすみ)・宝生波音(寺門仁美)・洞院リナ(浅野まゆみ) 七つの海の物語 ~Pearls of Mermaid~ ナノ A Genesis 成田賢 誰がために 【に】 【歌手名】 【曲タイトル】 西尾夕紀 泣かせてよ 新妻聖子 スカイツリー NICO Touches the Walls エーキューライセンス NICO Touches the Walls パンドーラ 錦織一清 夜明けのレジェンド~餓狼伝説~ 西田佐知子 アカシアの雨がやむとき new generations[島村卯月×渋谷凛×本田未央] 流れ星キセキ NEWS サヤエンドウ NEWS ヒカリノシズク NEWS 日はまた昇る 人間椅子 黄金の夜明け 忍者 バトル・チャレンジャー 【ぬ】 【歌手名】 【曲タイトル】 【ね】 【歌手名】 【曲タイトル】 ねごと そして、夜明け 【の】 【歌手名】 【曲タイトル】 (K)NoW_NAME Cultivate 乃木坂46 月の大きさ Not yet 不毛な夜 野中彩央里 野暮天さん
https://w.atwiki.jp/sl-stage/pages/317.html
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ【デレステ】のRキャラクターのステータス比較表を掲載しています。 Rのキャラクター コメント Rのキャラクター 画像 キャラ名 属性 最大ライフ値 最大ボーカル値 最大ダンス値 最大ビジュアル値 総合値 評価 島村卯月【R】 キュート - 前川みく【R】 キュート - 宮本フレデリカ【R】 キュート - 小早川紗枝【R】 キュート - 双葉杏【R】 キュート - 安部菜々【R】 キュート - 輿水幸子【R】 キュート - 道明寺歌鈴【R】 キュート - 桃井あずき【R】 キュート - 佐久間まゆ【R】 キュート - 西園寺琴歌【R】 キュート 27 1958 2431 3959 8348 - 渋谷凛【R】 クール - 高垣楓【R】 クール - 神崎蘭子【R】 クール - 北条加蓮【R】 クール - 速水奏【R】 クール - アナスタシア【R】 クール - 佐城雪美【R】 クール - 綾瀬穂乃香【R】 クール - 白坂小梅【R】 クール - 松永涼【R】 クール - 二宮飛鳥【R】 クール 27 2499 2067 3822 8388 - 本田未央【R】 パッション - 城ヶ崎美嘉【R】 パッション - 城ヶ崎莉嘉【R】 パッション - 日野茜【R】 パッション - 諸星きらり【R】 パッション - 十時愛梨【R】 パッション - ナターリア【R】 パッション - 仙崎恵磨【R】 パッション - 若林智香【R】 パッション - 浜口あやめ【R】 パッション - キャラクター評価一覧 タイプ別 全タイプ/キュート/クール/パッション レア度別 SSR+/SSR/SR+/SR R+/R/N+/N ステータス比較表 SSR+/SSR SR+/SR R+/R N+/N 人気ページ 1位 - [神秘の女神]高垣楓【SR】 2位 - 消費スタミナと経験値効率 3位 - [クロネコチアー]綾瀬穂乃香【SR】 4位 - [ノーブルヴィーナス]新田美波【SSR】 5位 - [ホワイトウィッチ]三村かな子【SSR】 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/43282.html
登録日:2019/11/17 (日) 12 19 03 更新日:2022/10/15 Sat 07 23 07 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 CINDERELLA MASTER お願い!シンデレラ アイドルマスター アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ シンデレラガール総選挙 ユニット曲 日本コロムビア 楽曲 この記事ではCINDERELLA MASTERのうちユニットで歌唱したシリーズについて記載する。 立ち位置としては番外編であり、歌うメンバー自体もあくまで代表というだけでライブなどではそれほど頓着されてはいない。 メンバーに拘らず、大人数で歌うためのシリーズというのがコンセプトなのだろう。 テーマソングの「お願い!シンデレラ」、デレステ2周年記念曲の「イリュージョニスタ!」、ライブツアーテーマソングの「3Chord」シリーズ以外は総選挙上位メンバーが歌う曲として発売されている。 「CINDERELLA MASTER」と名はついているものの、CINDERELLA MASTERシリーズとしてカウントされることは稀。 一部を除いてCDにはドラマパートが収録されている。 内容はCDによりけり。 発表曲THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い!シンデレラ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 輝く世界の魔法 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER We're the friends!We're the friends! メッセージ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Absolute NIneAbsolute NIne つぼみ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Take me☆Take youTake me☆Take you キミのそばでずっと THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER EVERMORE THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Treasure☆ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 恋が咲く季節恋が咲く季節 always THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER イリュージョニスタ! THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Trust meTrust me 君への詩 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 夢をのぞいたら夢をのぞいたら Sun!High!Gold! THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Never ends & Brand new!Never ends Brand new! THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER キセキの証 & Let's Sail Away!!! & ココカラミライヘ!キセキの証 Let's Sail Away!!! ココカラミライへ! THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER EVERLASTINGEVERLASTING CINDERELLA MASTER 3ChordTHE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Pops!不埒なCANVAS 印象 comic cosmic THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Dance!躍るFLAGSHIP Athanasia ミラーボール・ラブ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Rock!イケナイGO AHEAD Driving My Way Unlock Starbeat 発表曲 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い!シンデレラ 2013年4月10日発売。 楽曲情報 曲名 お願い!シンデレラ 作詞 marhy 作曲・編曲 BNSI(内田哲也) ギター 後藤貴徳 バイオリン 越川歩 トランペット 鈴木正則 コーラス marhy シンデレラガールズ全体のテーマとして作られた楽曲。 最初の全体曲でもある。通称おねシン(プロデューサーだけでなくアイドル達もこの略称を使うことがある)。 2013年1月31日に放映開始したTVCM「ハートボックス編」内のBGMとしてはじめて公開された。 アイドルを問わず誰でも歌う曲として位置づけられ(*1)、ライブでも必ず頭やトリなど重要な局面で歌われる特別な曲。通称国歌。 二周年記念PVのBGMに選ばれ、アニメでも初回のOPや最終回の締めにも歌われるなど、この曲なくしてデレマスは語れない。 ちなみに2022年8月現在、アイドルマスターの楽曲として最多となる148回のライブ・イベント披露がなされている曲である(*2)。 このCDでの歌唱メンバーは、島村卯月/小日向美穂/三村かな子/渋谷凛/多田李衣菜/神崎蘭子/本田未央/城ヶ崎美嘉/城ヶ崎莉嘉の9人。 9人全員が歌う「M@STER VERSION」、各属性3人ずつが歌う「Cute VERSION」「Cool VERSION」「Passion VERSION」と、諸星きらり/双葉杏が歌う「ハピ☆ハピver」が収録されている。 特にハピ☆ハピverはコールの参考にされるほど騒がしい出来。元々「省エネver」という名で収録される予定だったのだがきらりが歌う曲が省エネになるわけがなかった。 ドラマ「あんきら劇場」も収録されている。 ジャズアレンジバージョン、トロピカルアレンジバージョンも存在する。ジャズアレンジは「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS-ANIMATION FIRST SET」に収録されているが、トロピカルアレンジバージョンはCD化されておらず、ゲームスターライトステージ内で聞ける。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 輝く世界の魔法 2013年8月14日発売。 楽曲情報 曲名 輝く世界の魔法 作詞 yura 作曲・編曲 小西裕子 編曲 原田ナオ ギター・プログラミング 第二回総選挙での上位入賞アイドル5人による楽曲。 歌唱メンバーは神崎蘭子/アナスタシア/高垣楓/輿水幸子/渋谷凛。 特にアーニャにとっては声がついた最初の曲にあたる。 曲の初出は2013年6月14日に放映開始されたTVCM「メッセージ」編。 冒頭のグロッケン、時計の針の音が印象的で、4人がクール属性ということもあって元気な「お願い!シンデレラ」と比べるとやや幻想的な印象を受ける。 島村卯月/渋谷凛/本田未央のニュージェネレーションズが歌う「NEW GENERATIONS VERSION」も収録されている。 ニュージェネバージョンはアニメ2話で346プロを探索する際にも挿入歌として使われた。 ドラマパートはニュージェネレーションズの3人で進行する。あれ?総選挙メンバーは? THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER We're the friends! 2014年7月30日発売。 カップリング曲は「メッセージ」。 第三回総選挙での上位5名ユニットに加え、各属性別上位3名、合計9名のアイドルが参加。 9名ユニットが「We're the friends!」を、5名ユニットが「メッセージ」を歌う。 We're the friends! 楽曲情報 曲名 We're the friends! 作詞 森由里子 作曲・編曲 藤末樹 第三回総選挙での各属性上位3名、合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは安部菜々/緒方智絵里/島村卯月/渋谷凛/鷺沢文香/高垣楓/本田未央/姫川友紀/高森藍子。 文香、友紀が声付きとなった最初の曲。 アンセミックなアイドルロック。違うところがあったり、ぶつかりあったりすることがあっても、それが本当の友達だということを歌う。 非公認ラジオ「CINDERELLA PARTY!」の終わりにED代わりに流れる際、主催の2人がわざとらしいウソ泣きをして嘆くのでこの曲を聴くたびその汚い演技がよぎるプロデューサーが続出している。 アニメ11話にて*(Asterisk)の2人である前川みく/多田李衣菜が歌うバージョンが挿入歌として流れた。 ぶつかり合って光る2人の関係によく合っているといえる。 メッセージ 楽曲情報 曲名 メッセージ 作詞 遠藤フビト 作曲・編曲 滝澤俊輔(TRYTONELABO) 第三回総選挙での上位入賞アイドル5人による楽曲。 歌唱メンバーは渋谷凛/安部菜々/緒方智絵里/島村卯月/本田未央。 流れるようなピアノのイントロが印象的な清涼感溢れる一曲。 アニメ第一話のEDではニュージェネレーションズの3人が歌うバージョンが流れた。 一話の完成度もあってこれからの展開を予想させてくれる。 このバージョンはTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECTの初回発売シングルCD「Star!!」のカップリングとして収録されている。 ドラマパートは渋谷凛、安部菜々、緒方智絵里、島村卯月、本田未央による進行。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Absolute NIne 2015年7月29日発売。 カップリング曲は「つぼみ」。 第四回総選挙での上位5名ユニットに加え、各属性別上位3名、合計9名のアイドルが参加。 9名ユニットが「Absolute NIne」を、5名ユニットが「つぼみ」を歌う。 Absolute NIne 楽曲情報 曲名 Absolute NIne 作詞・作曲・編曲 hisakuni 第四回総選挙での各属性上位3名、合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは前川みく/一ノ瀬志希/島村卯月/塩見周子/高垣楓/渋谷凛/相葉夕美/城ヶ崎美嘉/向井拓海。 周子、夕美、志希、拓海の最初の曲。 シンデレラガールズの全体曲では貴重ともいえる、ギラギラした野望や闘志を熱く歌ったスピーディな曲。 「Absolute Nine」ではなく、アルファベットの9番目である「I」を大文字にする「Absolute NIne」が正しい表記。 レアな「大人数で歌うかっこいい曲」なのでライブでは終盤で歌われることが多い。 アニメ特別編26話ではシン撰組ガールズの主題歌としてニュージェネ3人が歌うバージョンが流れた。 こちらは2016年3月30日発売の「ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK」に収録。 公式コミカライズ『WILD WIND GIRL』の第1巻特装版では、拓海によるソロ版が収録された。 つぼみ 楽曲情報 曲名 つぼみ 作詞 桜アス恵 作曲・編曲 滝澤俊輔(TRYTONELABO) 第四回総選挙での上位入賞アイドル5人による楽曲。 歌唱メンバーは塩見周子/前川みく/高垣楓/相葉夕美/一ノ瀬志希。 「Absolute NIne」とは打って変わってピアノを基調に展開されていくミドルバラード。 イントロからサビにかけて音が増え壮大になっていく様はまさしく開花していく「つぼみ」。 全体を通してドラマチックな印象を与える一曲である。 アニメ第21話では、決意した未央が凛にむけて応援を込めて「秘密の花園」の演技練習をする際に未央のソロバージョンが流れた。 終盤の重要なシーンであることもあって未央の曲としての印象も強い。 こちらのバージョンは「ANIMATION PROJECT 2nd Season 06」(流れ星キセキ)にて収録されている。 ドラマパートは周子、みく、楓さん、夕美、志希による進行。 楓さんと志希がいる中でまともな打ち上げが成立するワケがなかった。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Take me☆Take you カップリング曲は「キミのそばでずっと」。 第五回総選挙での上位5名ユニットに加え、各属性別上位3名、合計9名のアイドルが参加。 9名ユニットが「Take me☆Take you」を、5名ユニットが「キミのそばでずっと」を歌う。 Take me☆Take you 楽曲情報 曲名 Take me☆Take you 作詞 渡辺紫緒 作曲・編曲 坂部剛 第五回総選挙での各属性上位3名、合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは島村卯月/安部菜々/前川みく/高垣楓/三船美優/森久保乃々/依田芳乃/本田未央/佐藤心。 美優さん、森久保、芳乃、心さんにとって声付き最初の曲。 派手すぎず、しかし大人しすぎない、光へ向かって進んでいくような明るさのある曲。 爽やかな疾走感溢れるサビの心地よいハモりは必聴。 なお作詞作曲コンビは後に美優さんのソロ曲も担当することとなる。 カラオケバージョンは総選挙上位メンバーが出演したボイスラジオ「シャイニーナンバーズ」でも使われている。 キミのそばでずっと 楽曲情報 曲名 キミのそばでずっと 作詞 荘野ジュリ 作曲 坪田修平(TRYTONELABO) 編曲 宮原慶太 第五回総選挙での上位入賞アイドル5人による楽曲。 歌唱メンバーは島村卯月/高垣楓/三船美優/森久保乃々/依田芳乃。 透き通る音が心に染みる王道バラード。 五人のしっとりとした歌声が印象的。 それにしても森久保と芳乃って普通に歌えるんだな…。 ドラマパートは卯月、楓さん、美優さん、森久保、芳乃による「シャイニーナンバーズ特別編」。 ラジオ形式で進行する。直接は出ないが存在感バリバリなあの人にも注目だぞ☆しろよ☆ THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER EVERMORE シンデレラガールズ5周年曲である「EVERMORE」を表題曲とした一枚。 カップリングにはjewelries!001メンバー15人の「ススメ☆オトメ ~jewel parade~」、jewelries!002のメンバー15人の「ゴキゲンParty Night」、jewelries!003のメンバー15人の「Near to You」が収録されている。 楽曲情報 曲名 EVERMORE 作詞 森由里子 作曲・編曲 田中秀和(MONACA)・滝澤俊輔(TRYTONELABO) シンデレラガールズ5周年記念曲。4thライブSSA公演で初披露された。 歌唱メンバーは城ヶ崎美嘉/前川みく/一ノ瀬志希/神崎蘭子/二宮飛鳥。 シンデレラガールズで多くの曲を製作してきた黄金メンバーが送り出した集大成といえる一曲。 初期から支えてきたアイドル、比較的最近に参入してきたアイドルが送り出す5周年に相応しい豪華さを誇る。 さらにこのCDには4thライブSSA公演に出演した45人が歌う「EVERMORE」がLIVEMIXとして収録されており臨場感抜群。 以下参加メンバー 大橋彩香(島村卯月役)、福原綾香(渋谷凛役)、原紗友里(本田未央役)、藍原ことみ(一ノ瀬志希役) 青木志貴(二宮飛鳥役)、青木瑠璃子(多田李衣菜役)、飯田友子(速水奏役)、五十嵐裕美(双葉杏役) 今井麻夏(佐々木千枝訳)、上坂すみれ(アナスタシア役)、内田真礼(神崎蘭子役) 桜咲千衣(白坂小梅役)、大空直美(緒方智絵里役)、大坪由佳(三村かな子役)、金子真由美(藤本里奈役) 金子有希(高森藍子役)、木村珠莉(相葉夕美役)、黒沢ともよ(赤城みりあ役)、佐藤亜美菜(橘ありす役) 下地紫野(中野有香役)、洲崎綾(新田美波役)、鈴木絵里(堀裕子役)、高野麻美(宮本フレデリカ役) 高森奈津美(前川みく役)、立花理香(小早川紗枝役)、種崎敦美(五十嵐響子役)、千菅春香(松永涼役) 東山奈央(川島瑞樹役)、長島光那(上条春菜役)、原優子(向井拓海役)、早見沙織(高垣楓役) 春瀬なつみ(龍崎薫役)、渕上舞(北条加蓮役)、牧野由衣(佐久間まゆ役)、松井恵理子(神谷奈緒役) 松嵜麗(諸星きらり役)、三宅麻理恵(安部菜々役)、村中知(大和亜季役)、杜野まこ(姫川友紀役) 安野希世乃(木村夏樹役)、山下七海(大槻唯役)、山本希望(城ヶ崎莉嘉役)、佳村はるか(城ヶ崎美嘉役) ルゥティン(塩見周子役)、和氣あずみ(片桐早苗役) We Are The Worldかよ。 カップリングも含めるとかなりの人数の歌声がこのCDに収録されていることになる。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Treasure☆ 楽曲情報 曲名 Treasure☆ 作詞 デレパジ 作曲・編曲 滝澤俊輔(TRYTONELABO) シンデレラガールズのラジオ番組「デレラジ」と「CINDERELLA PARTY!」(デレパ)でパーソナリティを務める5人による曲。 作詞のデレパジは福原綾香・大橋彩香・佳村はるか・原紗友里・青木瑠璃子の連名。 元々ラジオのテーマソングだったが、発売に際してはアイドル名義での歌唱となりCINDERELLA MASTERに含まれることとなった。 ミュージカル仕立ての曲調で、なんとオーケストラアレンジを採用。瑠璃子さん曰く「信じられないほどの金額がかかっている」 ハープも使われ、その奏者として世界的に有名な人を呼んできたとか。流石日本コロムビア B面曲は緒方智絵里・城ヶ崎莉嘉・多田李衣菜の歌う「エンジェルドリーム」 3人で歌唱したものと歌唱メンバーによるソロアレンジが収録されている。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 恋が咲く季節 カップリング曲は「always」。 第六回総選挙での上位5名ユニットに加え、各属性別上位3名、合計9名のアイドルが参加。 9名ユニットが「恋が咲く季節」を、5名ユニットが「always」を歌う。 なおこのCDには本田未央・佐久間まゆ・高垣楓の3人が歌う「Tulip」が収録されているためかドラマパートがない。 恋が咲く季節 楽曲情報 曲名 恋が咲く季節 作詞・作曲・編曲 ESTi 第六回総選挙での各属性上位3名、総合上位5名の合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは高垣楓/藤原肇/荒木比奈/関裕美/緒方智絵里/佐久間まゆ/本田未央/村上巴/喜多見柚 肇、柚、裕美、比奈、巴にとって初めての曲であり、彼女らの声と曲を待ち望んでいたP達念願の曲となった。 ちなみに2番のAメロからBメロにかけての部分は第六回総選挙の順位順にソロパートが来る。 CD発売前にデレステにもイベント課題曲として実装されたが、先行実装版は今回の総選挙で声付きとなった肇、柚、裕美、比奈、巴の5人による歌唱となっている。 イベントコミュもこの5人が主役だ。 always 楽曲情報 曲名 always 作詞・作曲 Maiko Fujita 編曲 滝澤俊輔(TRYTONELABO) 第六回総選挙での総合上位5名による楽曲。 歌唱メンバーは高垣楓/本田未央/藤原肇/荒木比奈/関裕美 「出会ってくれて」「見つけてくれて」「ありがとう」の感謝を歌った1曲。思わず涙がホロリと溢れること必至。 2022年4月の10thライブツアーファイナル公演day2ではアンコール前最後の曲として、出演者全58名に加えボイス無しアイドル含む非出演者全員もラスサビでスクリーンに投映された190人全員での歌唱が実現した。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER イリュージョニスタ! 楽曲情報 曲名 イリュージョニスタ! 作詞 八城雄太 作曲・編曲 田中秀和(MONACA) デレステのサービスイン2周年で発表された楽曲。1周年記念の『BEYOND THE STARLIGHT』及び3周年以降の楽曲はSTARLIGHT MASTERシリーズとしてリリースされたが、これだけ何故かCINDERELLA MASTERとしてリリース。 歌唱メンバーは本田未央/佐久間まゆ/輿水幸子/鷺沢文香/新田美波 本格的なスウィング・ジャズナンバーで、2周年を彩るに相応しいゴージャスな仕上がり。 同時収録はロリ組L.M.B.G(佐々木千枝/櫻井桃華/赤城みりあ/市原仁奈/龍崎薫)歌唱の『Yes!Party Time!!』 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Trust me カップリング曲は「君への詩」。 第七回総選挙での上位5名ユニットに加え、各属性別上位3名、合計9名のアイドルが参加。 9名ユニットが「Trust me」を、5名ユニットが「君への詩」を歌う。 第六回総選挙CDでは収録されなかったドラマパートが本作では復活している。 Trust me 楽曲情報 曲名 Trust me 作詞・作曲・編曲 ゆよゆっぺ 第七回総選挙での各属性上位3名、合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは安部菜々/一ノ瀬志希/佐久間まゆ/北条加蓮/鷹富士茄子/鷺沢文香/本田未央/南条光/喜多日菜子 茄子、日菜子、光にとって初めての曲であり、彼女らの声と曲を待ち望んでいたP達念願の曲となった。 正統派アイドルソングから本格的演歌まで多彩に取り揃えるシンデレラ楽曲ではかなり異質と言える本格的ミクスチャー・ロックで、初出時大勢のPを驚かせた。 デレステ史上初となる9人が同時にステージに上る曲。実装当初はグランドMVが無かったため、9人全員が好みのアイドルを出すことが出来なかった。 君への詩 楽曲情報 曲名 君への詩 作詞・作曲・編曲 三浦誠司 第七回総選挙での総合上位5名による楽曲。 歌唱メンバーは安部菜々/本田未央/北条加蓮/鷹富士茄子/鷺沢文香 タイトルは「きみへのし」ではなく「きみへのうた」と読む。Trust meがミクスチャー・ロックなのに対し、こちらはしっとりとした正統派曲。 デレステではイベント報酬として本曲を歌唱する5人が着用できる専用衣装「デイ・バイ・デイ・プレゼント」が実装された。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 夢をのぞいたら カップリング曲は「Sun!High!Gold!」 第八回総選挙での総合上位5名と各属性別上位3名が参加。 9名ユニットで「夢をのぞいたら」を、5名ユニットで「Sun!High!Gold!」を歌唱する。 同時収録はTrust meのデレスポバージョンと夢をのぞいたらの未央/加蓮/こずえバージョンで、ドラマパートは収録されていない。 夢をのぞいたら 楽曲情報 曲名 夢をのぞいたら 作詞・作曲 佐伯youthK 編曲 睦月周平 第八回総選挙での各属性別上位3名、合計アイドル9人による楽曲。 歌唱メンバーは一ノ瀬志希/佐久間まゆ/遊佐こずえ/北条加蓮/佐城雪美/鷺沢文香/本田未央/夢見りあむ/ナターリア 7thツアー名古屋公演でナターリアとこずえのデュエットという形で初お披露目され、7thツアー千秋楽となる大阪公演の初日でも雪美とりあむのデュエット形式で披露された。 それにしても雪美とこずえって普通に歌えるんだな…。 デレステではTrust Me同様9人MVとなり、GRANDモードでプレイできる。WIDEモードでは未央/加蓮/こずえバージョンがプレイできる。 Sun!High!Gold! 楽曲情報 曲名 Sun!High!Gold! 作詞 八城雄太 作曲 高取ヒデアキ 編曲 籠島裕昌 第八回総選挙での総合上位5名による楽曲。 歌唱メンバーは本田未央/北条加蓮/夢見りあむ/遊佐こずえ/佐城雪美 太陽やヒマワリがモチーフの底抜けに明るい1曲で、ここ数年のゆったりとした上位5名曲とは一線を画すものに仕上がっている。 7thツアー大阪公演ではDay2でお披露目され、1番では雪美とりあむが、2番からは未央と加蓮も参加して4人で歌唱した。 デレステではイベント報酬として本曲を歌唱する5人が着用できる専用衣装「サンライトオブフラワー」が実装された。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Never ends & Brand new! 前年までから変わって第九回シンデレラガール総選挙&ボイスアイドルオーディション曲で両A面仕様となった。 総選挙での総合上位5名とボイスアイドルオーディションの上位3名が参加。 5名ユニットで「Never ends」を、3名ユニットで「Brand new!」を歌唱する。属性上位3名×3の9名ユニットの曲はない。 Never ends 楽曲情報 曲名 Never ends 作詞 渡部紫緒 作曲・編曲 ESTi 第九回総選挙の上位5名の北条加蓮/鷺沢文香/一ノ瀬志希/神谷奈緒/高垣楓による楽曲。 デレステではイベント報酬として本曲を歌唱する5人が着用できる専用衣装「マイディア・ドリーム」が実装された。 Brand new! 楽曲情報 曲名 Brand new! 作詞 烏屋茶房 作曲 烏屋茶房、篠崎あやと、橘亮祐 編曲 篠崎あやと、橘亮祐 ボイスアイドルオーディション上位3名の辻野あかり/砂塚あきら/桐生つかさによる楽曲。 従来アイマス楽曲にBrand newというワードを含んだタイトルが付けられたことは何度もあるが(*3)、Brand new単体ではこれが初めてだったりする。 2022年9月のライブ「#cg_ootd」day1では、この曲が最終歌唱の全体曲に選ばれた。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER キセキの証 & Let's Sail Away!!! & ココカラミライヘ! シンデレラガール総選挙&ボイスアイドルオーディション曲&歴代シンデレラガール曲のトリプルA面仕様。 総選挙での総合上位5名とボイスアイドルオーディションの上位3名、歴代シンデレラガール10名が参加。 5名ユニットで「キセキの証」を、3名ユニットで「Let's Sail Away!!!」を、歴代シンデレラガール10名で「ココカライライへ!」を歌う。 10周年ということで通常版に加えて特別限定版がリリース。特別限定版はメモリアル仕様パッケージ、付属のブックレットに作曲家・イラストレーター陣からのコメント、「ココカラミライヘ!」の総譜を掲載し、更に収録楽曲のソロアレンジまでも収録した超豪華仕様。 キセキの証 楽曲情報 曲名 キセキの証 作詞 渡部紫緒 作曲・編曲 坂部剛 第十回総選挙の上位5名の鷺沢文香/一ノ瀬志希/神谷奈緒/高森藍子/佐久間まゆによる楽曲。 楽曲は10thライブツアー幕張公演Day1で奈緒と文香のデュエットで初お披露目され、全体曲とソロ曲を歌って出番が終わりだろうと油断していた文香Pが強制昇天させられた。 デレステではイベント報酬として本曲を歌唱する5人が着用できる専用衣装「リレイト・ストーリー」が実装された。 ちなみに作詞・作曲のコンビは第5回総選挙曲の『Take me☆Take you』、三船美優ソロ曲の『Last Kiss』、アニメシンデレラガールズ劇場CLIMAX SEASON5月度エンディングテーマの『Max Beat』でもお馴染み。 Let's Sail Away!!! 楽曲情報 曲名 Let's Sail Away!!! 作詞 坂井竜二 作曲・編曲 アオワイファイ ボイスアイドルオーディション上位3名の浅利七海/西園寺琴歌/八神マキノによる楽曲。 ココカラミライへ! 楽曲情報 曲名 ココカラミライへ! 作詞 遠藤フビト 作曲・編曲 滝澤俊輔(TRYTONELABO) 歴代シンデレラガールの十時愛梨/神崎蘭子/渋谷凛/塩見周子/島村卯月/高垣楓/安部菜々/本田未央/北条加蓮/鷺沢文香による楽曲。 初代シンデレラガールの愛梨にとっては初めての総選挙関連楽曲参加となった。 そして初ライブ披露となった10thライブツアーファイナル公演day2では、この日いなかった蘭子と文香以外の歴代CG8人が歌唱に参加。とくに ライブ中のツイート で不参加と思われていた愛梨の4年8ヶ月ぶりのライブ歌唱には驚かれたPが多数。(*4) THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER EVERLASTING シンデレラガールズ10周年記念曲を収録したCD。 EVERLASTING 楽曲情報 曲名 EVERLASTING 作詞 森由里子 作曲・編曲 田中秀和(MONACA)、滝澤俊輔(TRYTONELABO)、睦月周平 歌唱メンバーは本田未央/辻野あかり/双葉杏/木村夏樹/アナスタシア/ナターリア/橘ありす/輿水幸子/依田芳乃/川島瑞樹の合計10名。 曲自体は10thアニバーサリーライブツアー「M@GICAL WONDERLAND TOUR!!!」福岡公演「MerryMaerchen Land」のアンコール1曲目で初お披露目された。突然の新曲に驚いたPも多かったとか。 10周年記念ということで曲のキーワードは10。ラスサビ前の間奏にお願い!シンデレラ、輝く世界の魔法、メッセージ、Star!!、GOIN’!!!、Take me☆Take you、BEYOND THE STARLIGHT、EVERMORE、Stage Bye Stage、ガールズ・イン・ザ・フロンティアのフレーズをメドレー形式で織り込んでいる。なお作曲・編曲を担当した田中秀和のクレジットにMONACAの文字列が含まれていることから、曲そのものは田中秀和のMONACA退社前に完成していたと一部で推察されている。 CDにはボーナストラックとしてソロバージョンが収録。またM@STER VERSIONはシングルと同時発売のベストアルバムにも収録される。 CINDERELLA MASTER 3Chord 2019年9月から2020年2月にかけて開催された7thライブツアー「Special 3chord♪」の各公演に合わせて作られたテーマソングを収めたCDシリーズ。 各公演のテーマソングと新曲2曲が収録されるが、新曲の方がメイン扱いにされ、テーマソングの方はボーナストラック扱い。 また各CDの1曲目はSpecial 3chord♪の公演サブタイトルの頭文字が入っている。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Pops! Special 3chord♪Comical Pops!テーマソングのcomic cosmic、新曲2曲を収録。 不埒なCANVAS 楽曲情報 曲名 不埒なCANVAS 作詞 只野菜摘 作曲・編曲 烏屋茶房 for the Pops!に収録された新曲2曲のうちの1曲。 歌唱メンバーは輿水幸子、塩見周子、相葉夕美の3名。 Comical Pops!テーマと連動してかCが入っている。 印象 楽曲情報 曲名 印象 作詞 烏屋茶房 作曲・編曲 篠崎あやと for the Pops!に収録された新曲2曲のうちのもう1曲。 歌唱メンバーは浜口あやめ、白菊ほたる、三船美優の3名。デレステには2020年2月にアタポン形式イベントの課題曲として実装された。 comic cosmic 楽曲情報 曲名 comic cosmic 作詞 烏屋茶房 作曲・編曲 篠崎あやと・橘亮祐 Comical Pops!テーマソング。本来これが表題曲となってもおかしくないのだが、なぜかボーナストラック扱い。 コミカルでポップな曲調と歌詞の明るく楽しい1曲。 歌唱メンバーは佐久間まゆ、久川颯、中野有香、佐々木千枝、堀裕子の5名。 ライブ開催前にデレステに実装されたが、フルサイズの初お披露目はライブ当日のこととなる。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Dance! Special 3chord♪Funky Dancing!テーマソングのミラーボール・ラブと新曲2曲を収録。 躍るFLAGSHIP 楽曲情報 曲名 踊るFLAGSHIP 作詞 只野菜摘 作曲・編曲 BNSI(ミフメイ) for the Dance!に収録された新曲2曲のうちの1曲。 歌唱メンバーは小日向美穂、佐藤心、北条加蓮の3名。 Funky Dancing!テーマと連動してかFがタイトルに入っている。 Athanasia 楽曲情報 曲名 Athanasia 作詞・作曲・編曲 DJ'TEKINA//SOMETHING・a.k.a ゆよゆっぺ for the Dance!に収録された新曲2曲のうちのもう1曲。 歌唱メンバーはナターリア、白坂小梅、小早川紗枝の3名。 タイトルは「アタナシア」と読む。アナスタシアではない ミラーボール・ラブ 楽曲情報 曲名 ミラーボール・ラブ 作詞 MCTC 作曲・編曲 TAKU INOUE Funky Dancing!テーマソング。 ミラーボールの回るダンスクラブを思わせる歌詞とメロディーが特徴的な1曲。 歌唱メンバーは荒木比奈、宮本フレデリカ、棟方愛海、及川雫、姫川友紀の5名。 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 3Chord for the Rock! Special 3chord♪Glowing Rock!テーマソングのUnlock Starbeatと新曲2曲を収録。 Unlock Starbeatの初出は2020年1月31日だが、憎きウイルスの影響かCDの発売は同年7月1日まで待たされることに。 イケナイGO AHEAD 楽曲情報 曲名 イケナイGO AHEAD 作詞 只野菜摘 作曲・編曲 やいり for the Rock!に収録された新曲2曲のうちの1曲。 歌唱メンバーは櫻井桃華、橘ありす、村上巴の3名。 Glowing Rock!テーマと連動してかGがタイトルに含まれる。 Driving My Way 楽曲情報 曲名 Driving My Way 作詞 AJURIKA 作曲 山本真央樹 編曲 小栢伸五、山本真央樹 for the Rock!に収録された新曲2曲のうちの1曲。 歌唱メンバーは黒埼ちとせ、松永涼、木村夏樹の3名。 レースゲームのBGMにありそうな曲調の1曲。 Unlock Starbeat 楽曲情報 曲名 Unlock Starbeat 作詞 磯谷佳江 作曲・編曲 IMAJO Glowing Rock!テーマソング。 歌唱メンバーは五十嵐響子(ベース)、白雪千夜(ドラムス)、神崎蘭子(キーボード)、多田李衣菜(ギター)、星輝子(メインボーカル)の5名。 なお作曲・編曲を担当したIMAJOは本曲をレコーディングとライブでも演奏している。 3DMVではアイドル達がバンド演奏を披露する。メンバーの()内はオリジナル版の担当パート。 追記・修正願います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/328.html
149 NO EXIT ORION ◆BLovELiVE. 『六時間後にまたこうして君達に話せることを祈っておこう。』 放送が鳴り終わる。 田村玲子、西木野真姫、初春飾利の3人のいる場所は346プロの建物内。 転移結晶でワープを行って間もなく、放送が鳴り始め、それが今終わった。 「……大丈夫?」 「…………大丈夫…です…」 初春の顔色を見て心配した真姫が声をかける。 放送で呼ばれた名前の中に穂乃果や花陽、そして泉新一を始めとしたあの場所で出会った者達の名前はなかった。 しかしそれに安堵することは、初春の前では許されることではなかった、と真姫は自分を戒める。 「…婚后さん……」 初春にしてみれば美琴や黒子、佐天と比べればそう親しい間柄ではない。 学校も能力のレベルも違う、黒子と共に風紀委員の仕事をしていなければ雲の上のような存在だっただろう。 だがそれでも、友達の一人であったことには代わりない。 癖はあるものの強力な能力は幾度となく美琴の危機を助け、自分達の力にもなってくれた。 だが、そんな彼女ももういない。 「……大丈夫です。こんなところで私一人落ち込んでいる場合ではありません」 きっと彼女ともっと親しかった黒子達の方がもっと辛いだろう。 だけどそれでも、あの人達は立ち止まりはしないと初春は信じている。 だからこそ、自分も今できることをしなければならない。 そう初春は顔を叩いて意識を切り替えて、キーボードの前で手を動かす。 「…首輪、か……。このタイミングで何を考えている?」 田村玲子は思考する。 放送により語られた首輪交換システム。 正直なところ、こうなるとあの場所に美遊・エーデルフェルト、巴マミの二人の首輪をおいてきてしまったことに後悔を覚えなくもない。 首輪を交換する目的がなくとも、首輪交換によって余計に力を得られては困る者というのは存在する。 海未やマミを殺したサリア、そして戦闘力ならばかなりのもののブラッドレイや後藤といった人物が最たる例だ。 しかしそれよりもどうしてこのタイミングなのかが気がかりだ。 殺し合いの促進。首輪を積極的に得させることで参加者の強化を促し殺し合いそのものの活性化を図ること。 今呼ばれた死人の数は12人。これで残りは44人だ。その人数は決して少ないものではない。 だが、もしかするとそれでも不足だというのだろうか。 首輪回収そのものを目的としている。 死人が増えればそれだけ集められる首輪の数も増える。そうなれば初春のような解析技術を持った者の手に渡ることもあるだろう。 だが、それが困ることであれば解析困難な技術を用いておけばいい話だ。 これだけのことをやっておきながらあっさり解析可能な首輪を作っているというのもあまりにお粗末。 あり得るとするならば、何か広川達にとっても困る何かがこの放送までの間にあったか。 首輪回収が目的なのか、手段なのか。 だがどちらにしても首輪を渡す理由はない。 (まずは今この建物での解析が優先か) 「何か分かったかしら?」 「…はい。西木野さん、少しいいですか?」 PCの置かれたデスクの前に座った初春は、その横に置かれていたタッチパネル式のタブレット端末を差し出す。 これは元々このデスクの棚の中に入っていたもの。 中に何かデータが入っているわけでもない、ただの空っぽの端末。せいぜいこの建物内に敷かれたネットワークに繋ぐくらいがせいぜいだ。 しかしそれも初春の手にかかればハッキングに使う道具と成り得るものだ。 「データ自体は先程のものと同じ形式です。西木野さん、お願いできますか?」 「分かったわ」 8進数で示された記号。これを音符へと変換して曲とする。 そしてその楽曲を歌うことでロックを解除するのだ。 「これで、この場所の解析も終わりですね」 「そうだな」 「どうしますか?このまま学校に戻るか、それともコンサートホールに向かうか」 (コンサートホール、か…) 数字を音符へと書き直す真姫を見ながら、田村は考察を思い返す。 そもそもこの346プロとコンサートホールを目的地としたのはどちらも音楽に関わるものであったからだ。 そして実際にこうしてこの場所ではその結果を見つけ、成果へと繋げられそうになっている。 (音楽…、しかし本当にそれだけか?) しかし、あまりにもうまく行きすぎている。それが田村の中に疑念と警戒心を生み出していた。 確かに試されているのだろう。 もしハッキング技術を持つ初春と音楽に詳しく作曲経験もある真姫が揃っていなければこうも解析が進むことはなかっただろう。 あるいは他に彼女達の能力のような技能を持ったものがいたとするならばまだ難易度は下がるだろう。 だが。 「初春さん、もしここの解析が終わればどのくらいのエリアが掌握できるのかしら?」 「それはやってみないと分かりませんが、もし音ノ木坂学院と同じ法則であるとするならばA5からD8の16エリアになると思われます」 「…………」 つまりはもし同じ法則通りにいくとするならば、コンサートホールを解除することでまた周囲の16エリアが解除されるということになる。 だとすると。 (残り16エリアはどうなる?) どのような形に解除されても、中途半端な形で東西で分断されることになる。 もしこれまでの規定通りにA1からD4までの1/4が解禁されるとしても特にA4までは少し距離がありすぎるようにも思う。 あるいはここだけで16のエリアを管制しているというのならばいいが、何かが引っかかる。 (もしその16エリアに可能な限り等間隔な回線を繋ぐなら、B2からC3までの場所を中心とするのが効率がいいと考えるがここにある施設は市役所だけ………。 …市役所?) ふと、田村の中で何かが引っ掛かった気がした。 「あーもう、何これ!」 と、思考を進める田村の耳に届いたのは真姫が頭を抱えながら上げるぼやき声。 「どうした?」 「曲自体は分かったんですけど、これμ'sの楽曲のどれにも一致しないの!」 音ノ木坂学院で解析した際の曲はμ'sの楽曲、『START DASH!!』であった。 自分の思い出の中でも深い意味を持つ曲だったこともあってそれ自体はすぐに気付くことができた。 だが、この曲のリズムは作曲した覚えのあるものではない。 一応A-RISEや他のスクールアイドルの曲からも思い出せる限り考えてみたが一致するものはなかった。 「確か、アンジュが言っていたわね。お前の友人の…確か星空凛だったか。彼女と同じ名前を持ったアイドルがいた、と。 この建物はそのアイドル達のための建物だったのかもしれないわね」 「つまり、この346プロってところの関係者に聞かないと分からないってこと?」 「少なくとも数撃って当てられるようなものではないでしょうし。 そのアイドルが見つかるまでは一旦保留ということになるわ」 「ちょっと待って!もう少しだけ、もう少しだけ探させて!何か手がかりになるものがあるかもしれないから!」 そのまま真姫はタブレットを持って部屋を飛び出そうとしていく。 おそらくこの建物内に資料がないかを探して回るつもりなのだろう。 「それじゃあ、西木野さん。そのタブレットにつけている通知機能には気をつけてください。 それはこの建物周囲に人を発見した際に知らせるようになっていますから」 「分かったわ」 そう言って真姫は一人で飛び出していく。 自分でできることを見つけたのだ。一人でやってみたいという思いがあるのだろう。 ここは任せてみるとしよう。 「田村さん、私も少しいいでしょうか? ハッキングの最中にこの建物内には監視カメラがあることに気付いたので念の為に復旧と確認をしてみたいんですけど。 それに、外を走らせているドローンからの映像もそっちから見られるようになっています」 「ふむ、じゃあ私も同行させてもらうわ。警備室ということになるのかしら?」 「はい。一応場所は把握していますので」 そのまま何かをメモした紙を手にして立ち上がる初春。 そんな彼女に追随して田村もその部屋から立ち去っていった。 ◇ 施設内の案内図を見ながら建物を駆け回ることしばらく。 建物同士を繋ぐ渡り廊下を抜けた先にあった別館。 そこにはレッスンルームや撮影スタジオなど様々な部屋がある。 名前を見るだけでも、それがアイドルの仕事に関わっているものだということは分かる。 その幾つかの部屋を駆け回り、その中を漁ってはまた次の部屋へと出て行くということを繰り返すこと数回。 ようやく目的のものを見つけることができた。 これは一か八かの賭けのようなものだったが、音ノ木坂学院の中にあったものが知る限りでは現物に近い様子に再現されていたことから思いついたことだ。 並べられたのは大量のCD。 ジャケットには一人しか映っていないものやコンビ、トリオを組んでいるもの、多数のアイドルが並んでいる写真など様々だ。 ここがアイドルのプロダクションであるのならば売り出しているCDくらいは置いてあるはず、そう考えて探し出したのだ。 あとはこの音階に合う曲を探すだけ。 なのだが。 「…すごい数……。見つけられるかしら……?」 ざっと見ただけで20~30枚はある。 もしかしたら探せばまだ出てくるかもしれない。 この中から、目的の音階を持ったものを探しだすとすると、どれくらいの時間がかかるだろうか。 そもそもこの音符が最初から示されているとも限らない。 もしかしたら曲の1パートを切り出したのかもしれない。 その場合は最初から最後まで曲を聞いて吟味する必要がある。 「…でも、やらなきゃ……。これが私にできることだから……」 真姫は、部屋に置いてあったプレイヤーにCDを挿入し、再生ボタンを押した。 ◇ 大量のモニターが設置された室内。 そこには一つ一つが違う場所の様子を映し出している。 本来そこにいるべき人が誰一人映らないことを除けば、その風景には何も怪しいところはない。 「全部廊下らしいけど、室内の光景は見られないのかしら?」 「それがどうもここから確認できる限りだと監視カメラは廊下にしか設置されていないみたいで。 おそらくこの建物の本来の設置場所を再現した結果こうなったというものだと思いますが」 室内。アイドル達にしてみれば着替えをする部屋やプライベートなものを見せることもあるような場所を覗かせるほど無神経ではないということだろう。 ここにおいてもそれを徹底しているのはあくまでも再現しているだけだということを示したいのか、それとも別の理由があるのか。 「ここの監視カメラから広川達が情報を得ているという可能性は?」 「うーん…、どうですかね?確かにこの監視カメラの情報はハッキングで見つけたものですが…。 それにしては監視に穴が多いのが気になるんですよね。室内が見えないことになっていることといい、分かる人ならすぐに気付けそうな死角がかなり見受けられます」 「音ノ木坂学院にはあったのかしら?」 「少なくとも調べた限りでは見つけられませんでした。もしかしたら本当に再現をしただけ、という可能性も」 「ふむ」 その一方で、監視カメラとは別個に備え付けられたPCからは別の光景が映っている。 地面をローラーのような音を立てながら走る何かが室内ではないどこかの映像が見える。 それは今346プロ外部を走っているドローンから送られてきている映像だ。 初春の支給品の一つ。その機能は学園都市にある警備ロボのそれに近いものだ。 監視カメラや簡易的なスタンガンを備えており周囲の警戒にはうってつけである。 3時間の充電で通算2時間ほど動かすことができるとあった。 音ノ木坂学院にいた時はその充電に時間を費やしたことと監視カメラに関連つけられる機材にちょうどいいものがなかったこともあって使用を控えていた。 しかしこの場に着いて警備室の存在に気付いたところでハッキングの際ネットワークと関連付けを行い、ドローンの映像を建物内にいる間確認できるようにしたのだ。 そしてこの346プロ周囲のエリアを監視して回る。もし誰かが近づいてきたのが確認できてそれが要警戒対象だったら、あるいはドローンそのものが破壊されることがあれば。 その時は回廊結晶で逃げればいい。その場合はドローンは放置していくことになってしまうのだが、どちらにしても再度充電する時間的余裕があるとも限らない。 ともあれ、これでもしもこの建物内に何者かが近づく、あるいは入ってきた場合の確認ならば可能だ。 もし後藤のような者がやってきた場合は早急に逃走する準備をする必要がある。 もし知り合いや仲間に成り得る者が寄ってきたのならば合流に向かえばいい。 「ちなみに、これまでにここに来た者の映像は残っているのか?」 「それは………、どうも記録は残ってないみたいですね」 「そう」 まあそれ自体は知ることができれば便利、程度のものだ。 今はまず解析作業と平行して監視カメラによる警戒をしておくのが優先だろう。 互いの位置を大まかになら知ることができる関係上、後藤が来ることはないだろう。 しかしそれ以外の危険人物を見極めるには別館に入ってきた場合早急に真姫の元へと向かう必要がある。 「初春、あなたはこのままコンサートホールに向かうべきだと思う?」 「それはここで答えが見つかるまで検索するべきかという意味ですか?それとも別の場所に向かうべきか、という意味ですか?」 「後者ね。 初春さん、少しうまく行き過ぎだとは思わない? 音楽が解析の鍵になっていて、そのキーの場所としてコンサートホールと346プロが選ばれた。 確かにあなた達二人の一方が欠けていてはできないことだけど、それでも」 音楽に詳しい者とハッキングができる者が揃ってようやく解除できるロック。 どちらかが欠けていてもこの解析は不可能だ。だが、音ノ木坂学院に二人が揃ったようにその要素が揃ってしまえば一気に状況は進む。 移動時間もあるだろうが、あの転移結晶のような道具まであることを考えると、あるいはという可能性もあり得る。 「つまり、田村さんはコンサートホール以外の場所にも向かうべきだと?」 「そうね。私が気にしているのはここ」 と、田村玲子は地図の左上に位置する一つの施設名を示す。 市役所。 「市役所…ですか」 「そうだ。もしかするとコンサートホールは考察者の目を反らすためのカモフラージュである可能性もある。 音ノ木坂学院、346プロ。この二つは開放されたエリアの中心付近に位置している。そう考えた場合、残っている二箇所は市役所、そして能力研究所だ」 「能力研究所…、確かにそこは怪しいですが…、でも市役所というのはそんなに何かあるものなのですか?」 「まあ、私の知る市役所は特に何の変哲もない人間の働く場所だったが。 だが、話しただろう? 広川、この殺し合いの主催者をやっている男。私の知っている奴は市長だった、と」 「あっ」 初春は気付いたように思わず声を出す。 この情報を知っている者は田村玲子の知る限りでは自分と泉新一と後藤のみ。 もしそれ以外の者全てが、サファイアの言っていたような並行世界から集められたのだとしたらそれだけの者しかその素性を知る者はいない。 そして後藤がそのことを他者に話すような者ではないことはよく分かっている。であれば、この符号に気付くのは難しい。 無論ブラフである可能性もあるが、どうにも引っかかるものがあるのも事実だった。 もし自分がいなければコンサートホールしか選べなかっただろう。 「無論、まだこれは仮定の段階だ。 コンサートホールに寄るついでで向かうことができればいいという程度のものと考えておいてもらっても構わない」 「そうですね、私もダミーの可能性については考えていませんでした。 西木野さんの方が終わったらまた相談しましょう」 ◇ ―――もう止まらない、熱くきらめく想い手を伸ばせ もっと高く君と君と君とさあ進もう~♪ 「これも違う…」 横に積まれたCDはまだまだ残っている。しかし真姫の探す楽譜に合致する曲は見つからない。 とりあえず一番部分だけでも聞けば判断はできるとはいえ、それをずっと、曲に意識を集中させて流し続けるのは中々に疲れるものだ。 優先して聞いていたのは、このアイドル達のCDの中でもこの場に呼ばれた者達の曲だ。 島村卯月、渋谷凛、本田未央、前川みく。 CDの歌手名から確認できた限りではこの4人がそれに該当していた。 だが、一致するものが見つからない。 「凛…、それににゃあって猫の鳴き声みたいな口調でしゃべるアイドル、か……」 ふと音楽を止めて思いを馳せる真姫。 脳裏に浮かぶのはいつも元気で、ベタベタと人懐っこくくっついてきた一人の少女の笑顔。 「……、いけない。こんなこと考えてる場合じゃ」 その喪失感に放心してしまいそうになった自分に喝を入れて、再度作業に取り掛かる真姫。 だがまだ山積みのCDは多い。もしも先に漁った4人のアイドルの関わった曲でなければ、もっと探すのには時間がかかるだろう。 「CD…か…。そういえばここはプロのアイドルの育成所ってことなのよね?」 あくまでも学校の部活の一貫としてやってきたスクールアイドルにはこんなCDを売り出すような機会はなかった。 ラブライブに優勝して全国的にも有名になったといっても、それもあくまでスクールアイドルとしてのものにすぎない。 世の中には、こんなにたくさんのアイドルがいて、そのどれもがこんなに素敵な歌を歌っているのだ。 「にこちゃんや花陽の気持ち、少しは分かった気がするな…」 こんな大きな建物の中で、こんなにたくさんの歌を多くの人の前で歌うのだ。 それはもしかするとあの時のラブライブ決勝戦以上のものなのかもしれない。 そう思うと、あのアイドルに憧れていた二人の思いに少し近づいたようにも感じられた。 首を回しながら、少し休憩を、とふと背伸びをしながら窓の外を見つめる真姫。 そこに映っている光景は、大きな湖とそこを分けるようにして舗装されている地面、そこから少し横に見回せば大きな館も見える。 その館は地図から判断するとDIOの屋敷らしい。DIOといえばあの時に出会ったあの不気味な男。ただの屋敷だとは思えないが、あの男の雰囲気を思い出すと行く気にはならなかった。 (あの時も、私は守られてばっかりだったのよね…) DIOと会った時も、そして海未が死んだあの時も。 ずっと田村さんに守って貰いっぱなしで。 ようやく自分にもできることが見つかったかと思ったらこの体たらくだ。 (何やってるのよ、私は…) やるせない思いから窓に頭をぶつける真姫。 ふと視線を上げたその時だった。 ピピッ タブレットが何かを知らせる音を響かせた。 それは何者かがこのエリアにいるということを示すドローンからの知らせだ。 机の上に置かれたそれに近付きタブレットが映しだした映像を見つめる。 もしそれが田村さんの言っていた後藤やDIOのような相手だったら。 緊張しながら映像をじっと見つめる。 そこに映ったのは、何もない空間をまるでぶら下がりながら移動する少女の姿があった。 「……、あれ?」 よく目を凝らして見てみる。 するとやがてドローンがその映像を拡大、静止して映るようにカメラを切り替えたようではっきりとその姿を見ることができるようになった。 茶色い、制服にも見える服を来た少女。 (…この子って……) どこかで見たことがあるような気がする。 「あっ!」 少し考えたところで真姫は地面に置かれたCDのジャケット、そこに描かれていた写真と映像を見比べる。 その写真の主は島村卯月。名簿にも書かれていた、この殺し合いに呼ばれた人物の一人のようだった。 ということは、あの子はこの346プロのアイドル、ということになるのだろうか。 と、その時映像がプッツリと途絶え、映像を写していたプレイヤーのウィンドウがブラックアウトした。 誰かに壊された、という様子もない。おそらくは今その充電が切れたということなのだろう。 (あの子なら、何か分かるかも……。ああでも、田村さん達のところに相談に行ってたら見失っちゃう……) 走れば追いつけるだろうか? あの子がいればこの解析に力になってくれるかもしれないし、もしかすると一緒に行動する仲間になれるかもしれない。 だが、今あの子を追いかけることは安全なのだろうか? あの子が移動していく映像の中に彼女を追う者はいなかった。つまり何かから逃げている、ということでもないのだろう。 それにドローンはそれ以外の人を認識することもなかった。あの周囲に危険人物がいる可能性は低い、と見積もることはできる。 (ああ、もう…!田村さんごめんなさい!) 心の中で謝罪しながら、真姫は荷物を纏めることもなく走り始めた。 あの一人の少女、この346プロに所属するアイドル、知っている限りの情報ならばそれだけの人間であるはずの少女の元に向けて。 この時真姫の中に、彼女に対する警戒心などはなかった。アイドルである彼女が危険、などということは全く頭になかった。 いわば、それは彼女がこの場においてずっと守られ、危機から遠い場所で過ごしてきたが故の想像力、警戒心の不足によるものだった。 ◇ 「この子は…知っている子かしら?」 「いえ…、私に見覚えは…。あ、でも少し待ってください」 備え付けられたPCに映った、宙を滑空するように移動する少女。 しかし初春と田村玲子の知っている者ではない。 あの移動は飛んでいるというよりは宙に張った何かを使って渡っている、というような動きだ。 しかしその映像が映っている時間もそう長くはなかった。 プツン、と音を立てたのを最後に、見ていた映像は消える。 「ああっ、こんなところで電源が……!」 「映像のバックアップ自体はあるのかしら?」 「それなら大丈夫です。ちゃんと画像で残しておきました」 と、初春は少女の拡大された写真を画面に映し出す。 「…ありました。この建物のデータベースに入っていた情報です。 島村卯月さん、346プロというプロダクションに所属するアイドルです」 「アイドル…、それだけ?」 「はい。それ以外の情報は何も」 ふむ、と田村玲子は手を顎にやって思案する。 確かアンジュという娘は渋谷凛という彼女と同じ場所に属するアイドルと少しの間共にいたらしいが、その少女は特に何か特別な能力を持った様子はなかったと言っていた。 つまり、あの娘は何の能力も持っていない、真姫と同じ一般人でありながら単独で行動をしているということになる。 あの移動方法自体は何か支給品を使っているとして説明はできるが。 「初春さん、他にあの近くに人の存在はあった?」 「いえ、映像の中では彼女だけの様子でした」 少し不審なようにも感じられる。 無論、一人で行動すること自体に何か理由があるのかもしれないが、これだけの死者が出ている場所でただの女の子が一人で行動するだろうか。 (協力してもらえれば力になってもらえるかもしれないけど、ここは放っておくべきかしらね) 幸いにしてこちらに近づいてくる様子はなく、北に向けて移動をしているみたいだ。 藪蛇に触れるよりも、 「放っておくわ」 「……でも、あの人は大丈夫ですかね…?」 「下手に接触するにも不安が残るわ。誰かに追われている、という様子でもないなら大丈夫でしょう。 監視カメラは動いているのよね?」 「……はい、それは大丈夫です」 初春は後ろ髪を引かれるような思いを感じながら。 しかしここで反対したところで自分ではどうすることもできないと、自分の作業に戻っていった。 この時、島村卯月の映像に意識を取られていた間。 二人は気付かなかった。視界から外した、監視カメラの向こう側で外に飛び出していく一人の少女の姿が映っていることに。 ◇ 「はぁ……ちょっと疲れましたね…」 クローステールを使っての移動をしてDIOの屋敷という建物の近くまでやってきましたが。 ただ、ずっと手を動かしてきた影響なのでしょうか、それとも慣れてきたとはいえ今まで使ったことのない糸の使い方をしてきたからでしょうか。 何だか、同じ距離を走った時以上に疲れてしまったような気がします。 息を整えながら、目の前にそびえ立つDIOの屋敷を眺めます。 大きな塀と門の向こうには、とても大きな家が見えました。 できることなら少し逸れて、建物をぐるっと回って北に向かいたいですけど、しかしそうしてしまえば禁止エリアへと入ってしまいます。 少し気味が悪い気もしますけど、ここを突っ切らないとセリューさんに会うことはできません。 そこで進もう、と意を決した時、急にお腹がなりました。 体力不足を痛感しながらも、バッグに入っていた食料と水を取り出し、一旦足を止めて口に頬張りました。 急いでいても無理は禁物、ですもんね。 食事もかねて、少し休憩をトリます。 もし糸を使ったことが疲れた原因なら、移動で無闇に使うのは避けた方がいいのかもしれない。セリューさんとの合流は優先事項ですけど、それまでにバテて倒れてしまっては元も子もないです。 体調管理は大事ですもんね。 飲みかけのペットボトルをバッグに入れて、館を通り抜けて行こう、と。 そう思って門へと向かっていった、その時でした。 後ろから誰かが走ってくるような足音が聞こえてきました。 マスタングさんではありません。もっと軽いような感じの足音。 手のクローステールを飛ばして聞き耳を立ててみます。 もしかしたら何か喋って、そこから何者なのかという情報が得られるかもしれないと思ったから。 だけどそんな気配は全然なくて。 気がついたらすぐ後ろまで追いついてきていました。 「はぁ…はぁ……、良かった、間に合った…」 息を切らせながらやってきたのは濃紺のブレザーを来た、赤い髪の女の子でした。 その服には見覚えがあります。 南ことりと、小泉花陽さんが着ていた制服と同じもの。そしてその特徴的な赤い髪は聞いていた情報と合致しました。 (μ'sの、西木野真姫さん?) 「えっと確か、あなたは島村卯月…であってたかしら?」 「ええ。そうですけど」 「よかった。ちょっと来て!」 と、手を握って懇願してきました。 「…行くっていうと、どこにですか?」 「346プロよ、島村さんには馴染みがある場所だと思うんだけど」 「………」 馴染みが深い、と言われて少し考えましたが、これまでずっとあそこでアイドル活動をしてきたという意味ではそうなのかしれません。 真姫さんが言うには、346プロのアイドル達の楽曲について詳しい誰かの存在が必要らしく、そこで私が通りかかってきたから急いで捕まえにきたということのようです。 だけど、私としては先にセリューさんのところに向かわないといけないのです。 今更346プロになんて寄り道している暇はありません。 なのに真姫さんは諦めずに食い下がってお願いしてきます。 どうしましょう。もし真姫さんが”悪”だったならささっと話を終わらせることもできたんですけど、まだ真姫さんがどうなのかは分かっていません。 話に聞いたようなマスタングさんのような失敗を、セリューさんのような正義の味方がするわけにもいかないのです。 この時の私には、真姫さんを含むμ'sそのものが悪、だという認識はありませんでした。 高坂穂乃果は確かに悪かもしれないですけど、それはμ'sに紛れ込んでしまった悪が彼女だったのであり、グループそのものが悪いわけではないと。セリューさんもそう言っていました。 だから、彼女もあくまで騙されているだけ、悪だと見るには早計なんじゃないかと、そう思いました。 いっそ、このまま無視して行っちゃうのもいいでしょうか? (…あれ?そういえばこの人は高坂穂乃果の仲間、なんですよね?) そんな中でふと一つの考えが思い浮かびました。 (もし聞くことができれば、その諸悪の根源について何か分かるかも) 倒すべき相手の情報を持ってセリューさんのところに向かうことができれば、きっとセリューさんのお役に立てるかもしれない。 セリューさんのところに向かいたい気持ちはありますが、セリューさんの役に立ちたいという気持ちも嘘じゃないです。 そう考えたなら、少しは自分の気持ちを妥協することもできるかもしれない。 だから、しぶしぶですけど真姫さんのお願いを聞くことにしました。 すると真姫さんは嬉しそうに笑ってお礼を言った後で走り出しました。 セリューさん、少し遅れてしまうかもしれないですが、待っていてください。 巨悪の情報を持って、セリューさんの力になるために頑張ります! …笑顔、ちゃんと作れてたかな? ◇ カチリ、カチリと定期的に切り替わる監視カメラの映像を眺めながら、ふと作業を続ける初春が呟いた。 「それにしても、不思議な感覚です」 「ん?」 「田村さんと話してたら、何だか以前会った人のこと、どうしてか思い出してしまうみたいで」 どうやら切りだされた話はこれまでの流れとは無関係なものの様子。 こちらの本題を進めるべきなのだろうがふと初春がこれまで出会った人間というものにも興味が湧いたのも事実。 「差支えなければ聞かせてもらえるかしら。そのあなたの会った人間について。別にそのままで構わないわ」 だが作業が滞ってしまってもことだ。影響のない程度に聞くに留めておこう。 そんな気遣いは無駄だとでも言わんばかりに初春の手と口がそれぞれ独立しているかのように話し始めた。 「…その人はとある実験の研究者でした。 ある目的のために多くの学生を巻き込んでの人体実験とも言える所業に手を出し、学園都市に決して小さいとはいえない事件を巻き起こしたんです」 「その目的というのは?」 「……子どもたちのためです。自分の加担した実験のせいで目を覚まさなくなってしまった小さな子どもたちを治すために、と。 そのためにどんな手段を使ってでも、どれだけの犠牲を払ってもと」 「その子どもたちというのは、その人の子供だったのかしら?」 「いえ、その子達は生徒、教え子です。その人が教師をした時に面倒を見ていたんです」 「つまりその人間は、無関係な人間のために多くの人間を敵に回していた、ということか」 興味深い話だ、と田村玲子は思った。 もうしばらく前の自分であったならば理解できなかっただろう。 何故人間がそうまでして他者に献身的な行動が取れるのか。時として自分の体、あるいは命すら投げうって。 だが、巴マミは無関係な人間を守って命を落とし。 園田海未もまた、本来力を持たぬはずの学生のはずなのに友人、真姫を守って死んでいった。 何故そのような行動が取れるのか。 きっと頭で考えるだけならば分からない問題だっただろう。 あの時、自分の産んだ赤ん坊を泉新一に託した行動も、また。 (他者への献身、か。もしかすると西木野さんにここまで思い入れるようになったのも、そのためだったのかもしれないわね) 対象は案外誰でもよかったのかもしれない。 ただ、偶然この場で最初に出会った相手が彼女だったというだけで。 子供を泉新一に託し、そして全てを終わらせた自分が何かを支えとするために、西木野真姫を利用しただけだったのかもしれない。 そこまで思い至って自嘲する。 まるでこれでは人間のようではないか。 (だけど、今考えていても仕方ないことね) しかし今はそのようなことばかりを考えている余裕のある時ではない。 初春の話も終わった以上、もっと建設的なことを考えなければならない。 思考を一旦打ち切った田村玲子は、時計を見ながら初春に呼びかけた。 「そろそろ潮時かしらね。西木野さんを迎えに行くべきかしら」 「そう、ですね。情報は得られましたし、音楽に関しては分かる人が見つかるまでは保留にするべきかもしれないですし」 と、映る映像を定期的に切り替えながら初春は田村玲子の言葉に相槌を打つ。 「…でも、大丈夫でしょうか。闘技場でタツミさんと美樹さんとの待ち合わせをする約束もしているのに」 「そうね。その辺りは西木野さんとも相談しておくといいかもしれないわ。場合によっては彼女だけでも学校に戻すという選択もあるかもしれないし」 確定事項というわけではない。だが先にも初春と相談したようにコンサートホールが鍵となっているという確率も半々だ。 ここからコンサートホールへと移動する場合距離的に他参加者との遭遇は避けられないだろう。 それが二人の友人のような仲間と成り得る者であればいいが、もし殺しを厭わない危険人物と遭遇した場合が問題だ。 田村玲子は自分一人であれば生き残る自信もあるが、二人を守りながら、となると全員が無事でいられる可能性はかなり下がってしまう。 解析のために初春だけでも連れていくことも視野に入れておくといいかもしれない。 無論その場合は合流に時間を要してしまうため、真姫と相談してから確定とするつもりではあるが。 「あ」 と、初春が映像の切り替えを止める。 そこにあったのは別館の入り口。 ガラス張りの自動ドアの向こうから何者かの影がかけてくるのが映った。 別館といえば真姫のいる建物。もし危険人物だったならば。 警戒心を露わに映像を見つめる。 影は二つ。急いでいるかのような速さでかけてくる。 やがて扉が開き、その姿が視認できるようになる。 「…西木野さん?」 しかしその先導を走っていたのは赤い髪の少女。 見間違えるはずもない、西木野真姫だ。 彼女は建物内にいたはずだ。どうして外から入ってきたのか。 「この映像、間違いなくリアルタイムのものなのよね?」 「そのはずです………、すみません!見落としてしまってました」 焦りながら謝る初春。 見落としていたというのは好ましい事態ではなかったが、真姫が怪我を負っている様子はない。 今は責めることよりも優先すべきことがある。 「他に見落とした侵入者はいないわね?」 「えっと、……西木野さん達以外は、少なくとも廊下を移動している人はいないです」 「あの子は、島村卯月ね」 おそらく真姫は彼女がこの346プロのアイドルであるということに気付いて、楽譜の解析のために連れてきたということだろう。 (少し、迂闊すぎるかしらね) その走る様子には警戒心などない。 きっと島村卯月をただのアイドルと見て安心しているのだろう。 こちらに一旦連れてきた上でやればいいものを、と考えながらカメラを眺め。 (…ん?) その様子を見ていると、ふと違和感を感じた。 真姫の後ろを付いて走る少女の様子が何かおかしい。 位置的にもっとも二人の様子がよく見える監視カメラの映像に近寄って目を凝らす。 (笑っている?) 前を走る真姫に追随していくその少女の浮かべている表情。 そこにあったのはまるでこれから楽しいことでも起こるのかとでも思わんばかりの、満面とは言いがたいがにこやかな微笑みだった。 もし彼女も真姫と同じ、ただのアイドルでしかない人間なのだとしたら。 どうしてこの場であんな微笑みを浮かべていられるのだろうか? 真姫が他の者を連れてきている様子はない。さっきの映像といい、彼女は一人でいたはずだ。 この殺し合いという場で、たった一人取り残されている状況で果たして笑っていられるものだろうか? (嫌な予感がする…) 「初春さん、二人が入っていった部屋の場所、分かるかしら?」 少し急いだ方がいいかもしれない。 ◇ ――――DOKIDOKIはいつでもストレート ――――迷路みたいに感じる恋ロード ――――ハートはデコらず伝えるの ――――本当の私を見てね 走ったせいでしょうか。若干息が乱れたような気がしましたけどその曲を歌いきりました。 346プロの別館まで連れてこられた私は、楽譜を渡されました。 どういうことなんだろうと困惑していたら、私を連れてきた真姫さんが説明してくれました。 この音階の曲がこの会場のロックを外すためのキーとなっているけど、それが何の曲なのかが分からない、と。 楽譜だけ渡されてもイマイチピンとこなかったのですが、真姫さんが鼻歌でリズムを教えてくれたらピンときました。 そして今、その歌が終わります。 「…よし」 置かれたタブレットからロックが外れるような音が聞こえました。どうやら成功したみたいです。 「ありがとう!助かったわ!私だけじゃ分からなかったから…」 「いえ、困ってる人を見捨ててはいけないと教わりましたから」 人の役に立つことができた。その事実に嬉しくなって真姫さんに笑いかけていました。 「ごめんなさい、いきなり連れて来て。あっ、そういえば名前、言ってなかった…」 「西木野真姫さん、ですよね」 しまった、という表情を浮かべる真姫さんに、私は名前を呼びかけました。 たぶん間違いはないはずです。 「…あれ?私、名乗ったかしら…?」 「いえ、あなたのことは小泉さんから聞いてます。同じμ'sの」 「花陽に会ったの?!」 食いつくようにこちらの肩を掴んできます。 そんな真姫さんを落ち着かせるように、小泉さんと会ったこと、しかし色々あって別れてしまったことを話しました。 ことりさんのことは話しません。高坂穂乃果のことも、まだ言っていません。 もし真姫さんも悪だった場合、下手な警戒心を引き起こして彼女の本性を見誤ってしまうかもしれません。 「そう…、花陽は無事なのね…、よかった…」 「花陽さんからは色々教えてもらいました。μ'sっていうグループでスクールアイドルっていう活動をしていると。 もしよければ、教えてもらえませんか?あなた達のことを少しでいいので」 「…っ、そ、そう。構わないわよ。私もこんなところまで無理やり連れてきたってのもあるし」 照れるように目を逸らして髪をクルクルと人差し指で回す真姫さん。 そんな彼女を見ながら、私はμ'sについてのあれこれを教えてもらいました。 ◇ 若干早足で建物内を駆けていく田村玲子。 その後ろからは荷物や情報をまとめた初春が慌てるように追いかけてきている。 早歩きな先導者に置いていかれないように急いでいる様子だが、しかし前を行く田村玲子はその歩幅に合わせてくれそうにはない。 それだけ急いでいるということだ。真姫の元に向かうために。 階段を移り、廊下を抜けて、本館と別館を繋ぐ渡り廊下を通り建物へと入り込んだ。 と、その時だった。 「痛っ…」 地面に体を投げ出すような形で、初春は白い床にその身を投げ出して転がっていた。 急ぐ田村玲子も流石に振り返り起き上がろうとする初春に駆け寄る。 「ごめんなさい、少し急ぎすぎて無理をさせてしまったかしら?」 「いいえ、そんなことは。……ただ、今足に何か引っ掛かったような感じが…」 「引っ掛かった?」 初春が躓いた付近に目を凝らす田村玲子は、ふと顔の一部を変化させてその先端を鋭い刃へと変形。 そのまま、何もないはずの空を切るかのように振りぬいた。 ピン、と。 まるで糸を使った楽器の弦でも切れたかのような音が小さく響く。 「これは…、糸?」 何もない空間にどこからともなくピンと張られた、細い糸。 弦のよう、ではない。弦の素材、糸そのものが張られていた。 それが田村玲子が切ったもの、初春が足を引っ掛けたものの正体だった。 「…少し伏せて」 と、起き上がろうとした初春の体を逆に床に伏せさせた田村玲子は、宙に向けて思い切り触手の刃を一回転させた。 手応えは幾つか。どれもたった今切った糸のそれと同じ感覚だ。 廊下の隅だったりあるいは床ぎりぎりの足にかかるかどうかという場所だったりに少しずつ張り巡らされている。 (これは最初から仕掛けてあったものか?それとも後から誰かが仕掛けたものか?) 糸を切ったことで何か起こるのかとも警戒したが、何も起こらない。 つまりは切ることで何かが起こる罠のようなものではない。 偵察か、あるいは陽動か。 もしこれを仕掛けたのがあの島村卯月という少女だとするならば。 「初春さん。私の数歩後ろを、なるべく体を低くしたまま付いてきなさい」 と、田村玲子は顔半分を伸ばして刃へと変形させながら、空を切りつつ一歩ずつ慎重に、しかし手早く歩み始めた。 ◇ 最初は興味が少し、残りはセリューさんが思っていた、μ'sというグループの実態についてを知らなければならない、とそう思って真姫さんの話を聞いていました。 自分の通う学校が廃校になりそうだったということから有名になるために始めたスクールアイドル活動。 ある時一人でピアノを音楽室で引いている時、偶然リーダーの高坂穂乃果に見つけられ、実際に作曲をしたことが開始だったらしいです。 ガラガラの会場での、しかし始まり初ライブ。 だけどその活動が功を奏して少しずつメンバーを増やしていき。 高坂穂乃果をリーダーとして、衣装担当のことりちゃんがいて、真姫さんは作曲を担当して。 みんなが各々の長所を活かしながら活動をしていったと言います。 そして一度目のラブライブ――スクールアイドルの大会においては出場できなかったものの。 二度目の大会では一度目の優勝者のチームを予選にて破って、全国大会でも見事に優勝を勝ち取っていったんだと言っていました。 真姫さんの語るμ'sのアイドル活動はとても楽しそうで。 それを語る真姫さんの姿はとても輝いていて。 話に聞くμ'sの姿を想像すると、その様子もとてもキラキラしているのが分かりました。 小泉さんから聞いていた説明から更に詳細になったその内容はとてもすごいと感じる内容で。 同じアイドルとして、そのキラキラとした輝きには羨望も感じるものでした。 「そうだったんですね!スクールアイドルっていうのはよく分からないですけど、全国で優勝なんて、すごいですよ!」 「そ、そんなことないわよ。いや、あるんだろうけど、でもプロから見たらそんな大したことでもないんじゃない?」 ……なのに、不思議です。 何だか楽しくて面白いお話のはずなのに、何かすごく気持ちがもやもやします。 聞いていて、何かに納得できないというか、何と言ったらいいのか自分でも分かりません。 こんな気持ちになったことなんて、今まで全然なかったのに。 (…あ、そうか。高坂穂乃果が、悪がリーダーをやっているから……) だけどその理由はすぐ気付きました。 きっと、これだけキラキラとしているリーダーが高坂穂乃果という悪であることが許せないのでしょう。私はそう判断しました。 きっと本性を隠してアイドル活動を続け、そしてその影で自分の思うように周りの人間を悪の道に染めていく。 ことりちゃんもその被害者なんだと。 だとしたら伝えなければならない。 高坂穂乃果は悪だと。そんな彼女についていってはいけないと。 意を決して、私は口を開きました。 「…西木野さん、真剣な話があるんです。少し言い難いこと、ですけど…」 「何よ、急に改まって」 気をよくしたのか、若干赤面して髪を指で回している真姫さん。 このまま何も知らないままではいけない。 彼女は、真実を知らないといけない。 「何よそれ」 だから私は知っている限りの”真実”を、真姫さんに説明しました。 高坂穂乃果はμ'sというグループを隠れ蓑にして悪事を なのに、それを伝えた時の真姫さんの顔は何を言われているのか理解できていない様子の、きょとんとしたものでした。 もしかしたら、その表情の中には(この人は何を言っているの?)という思いも出ていたような気がします。 「ですから、説明した通りなんです。 高坂穂乃果は 「あんたね、うちの穂乃果に限ってそんなことあるわけないでしょ」 「いえ、ですから!」 一生懸命説明しているんですけど、全然信じてはくれません。 特に高坂穂乃果が自分を偽って 「私、何だかんだでずっと一緒にいたから分かるけど、穂乃果はバカだけど自分に嘘をつくのが苦手でまっすぐな子よ。 あんたが言ってるような、人を騙してどうこう、なんてそんなことあるわけないでしょ。 ていうか、そんなこと言うってことは穂乃果に会ったってことよね?」 「え、いいえ。私は見たことないです。でもセリューさんは言ってました。 高坂穂乃果は危険だ、と」 ドン、と壁に背を預けた私の後ろを叩くように、真姫さんはこちらを抑えて睨みつけてきました。 その表情には怒りが混じっているようにも見えます。 「ならそのセリューってやつを連れてきなさいよ!」 「今は一緒にいなくて、探しているところで」 「だいたい、何であんたもそのセリューってのが言ったこと鵜呑みにしてんのよ! 一回も会ったことないくせにそんなわけの分からないこと言いふらして回るっておかしいと思わないわけ?!」 そういえばどうして、私は高坂穂乃果=悪ということを断言した上で行動しているんでしょう? 一回も会ったこともない人が悪い人だって、そんなこと言って回るのはおかしいこと――― (いえ、セリューさんが言っていたんですから、間違いはないです) だとは思いませんでした。 セリューさんが言っていた、それだけで判断するには充分です。 正義の味方であるセリューさんを殺そうとしたのならば、それは間違いなく悪に違いありませんから。 パチン なのに、そう答えた時真姫さんの手が振り上げられて。 思い切り頬を叩かれていました。 さっきも似たようなことがあった気がしますけど、その時よりも力は強かったように感じます。 「…、私のことはいくらバカにしてもらっても構わないわ。 だけどね、μ'sの、穂乃果やみんなのことをそんなわけの分からない理由で傷つけるって言うなら私、あんたのこと許さない」 偶然でしょうか。叩かれた場所はそのさっき叩かれた場所と同じところでした。 その熱を持った頬を抑えていると、なんだか胸の奥にとてもムカムカとした何かが湧き上がってくる感じがしました。 私が一生懸命説明しようとしているのに、高坂穂乃果は危険だと警告してあげているのに。 どうして分かってくれないんだろう。 どうして私のことを叩くのだろう。 ああ、そうか。 「そのセリューってやつにもちゃんと言っておきなさい。 訳の分からない、バカみたいなこと風評流す前にうちのリーダーのこと、きちんと見ろって」 この人も、もう手遅れだったんだ。 ◇ ヒュン 何か細いものがしなるような音が真姫の耳に届いて。 次の瞬間、下半身が力を失って崩れ落ちた。 (…えっ) 何もない場所でいきなり倒れこんだ自分に困惑しながらも、起き上がろうとするが足に力が入らない。 と、ふとお腹に当たる部分が何かべっとりと濡れているような違和感を感じた真姫は、そこに手を触れてみる。 その手は、真っ赤な血で染まっていた。 「っつ…!!!!!」 何かで斬られたのだということを認識した瞬間、腹部からこれまで感じたことがないような激痛が走り始めた。 「やっぱり、μ'sの、高坂穂乃果の手先というだけでもう手遅れだったんですね。 このまま放置しておくと、きっとあなたもことりちゃんのように間違いを犯す。だから、その前に殺してあげます」 「ぅ…あ……!」 痛みで悲鳴すらも上げることもできぬままもがく真姫を、まるで貼り付けられたような笑顔を浮かべたままの卯月がその手の糸を張りつめらせながら見下ろす。 (こと、り……) その卯月の口から出てきた名前、それは既に命を落としたはずの仲間の名前だった。 激痛でかすれる声を絞り出して真姫は卯月に問いかける。 「ことり、が……、どうしたっての、よ……」 「ことりちゃんはセリューさんを殺そうとして殺されました。 μ'sのみんなのために、って言って」 「嘘…よ……」 「本当ですよ、私が見てましたから。 きっとことりちゃんがそんなになったのも高坂穂乃果の率いているμ'sなんてグループにいるから、なんですよね。 セリューさん、私、今確信しました。μ'sは、悪です」 そう言って、卯月は真姫の体をゆっくりと釣り上げるようにして、手にした細い糸をその首に巻きつけた。 これから人を殺そうとしているとは思えないような笑顔を浮かべたまま、少しずつその糸を首に食い込ませていく。 (…嘘よ……、穂乃果が、ことりが……) 嘘だと信じたかったし、確かめたかった。 だけど今の真姫には目の前の少女の言葉でしか真実を見ることができない。 こんな、何も分からないままに死んでいくのだろうか。 ――――生きて、真姫。私たちのμ'sを、どうか (嫌…、こんなところで…死にたくなんか……、誰か、助けて……) 薄れ始めた意識の中で、目の前で死んでいった仲間の残した言葉が浮かび上がり。 心の中で、思わず助けの声を求め。 「――――西木野さん……――!」 その時、扉が開かれ一人の女性が駆け込む。 女、田村玲子は腹を真っ赤に染めた真姫の首を糸で締める卯月の姿を見て、状況を瞬時に把握。 卯月が振り向くと同時に、触手を振るって糸を切断、一気に距離を詰めてその体に肘打ちを叩き込む。 反応することもできぬままに吹き飛ばされ壁に叩き付けられる卯月の体。 しかしそちらを省みることもなく倒れた真姫の体を抱え上げる。 「西木野さん、あなたは勝手に…」 「ゴホッ、ごめんな、さい……、私も、何かしたくて……。だけどこのエリアのロックは解除したから…」 「分かった、もういいから喋らな――――っ」 と、口を止めて周囲から襲いかかってきた糸を触手の刃で切り刻む。 ふと今吹き飛ばしたはずの卯月を見ると、体をよろつかせながらもゆっくりと起き上がっている。 (手応えが変だとは思ったが、この娘は服の下に何を隠している?) 殴った時の手応えが人間の肉を攻撃した時のそれではなかったためそれで意識を奪えたかどうかは賭けに近かったが、どうやら外してしまったようだ。 (殺すのは難しくはないが、今は西木野さんがいる。退いた方がよさそうね) 「田村さん!」 「初春さん、走って。ここから離れるわ」 追いついた初春に声をかけながら、真姫を抱えた田村玲子は刃を振るいながら部屋を飛び出した。 「あの人は確か……田村玲子…」 ◇ 「はぁ……はぁ……」 「しっかりしてください、西木野さん!」 階段の踊り場の影に身を隠した三人。 未だに傷口から血を流し続ける真姫に呼びかける初春。 だが、田村玲子には分かっていた。その傷は既に致命傷だということに。 「初春さん、回廊結晶を。これ以上の探索は無理よ」 「…分かりました」 回廊結晶を取り出す初春の傍で、痛みに喘ぎながら声を漏らす。 「ごめん、なさい…、私が……、勝手なことしたから……」 「…………」 「私の…せいで、二人に迷惑を……」 「そんなことないですよ!ロックを解除してくれたってだけでも大きな成果です…!」 謝り続ける真姫に、初春が顔を強張らせながら励ますように言葉を投げかける。 その様子を見ながら、田村玲子は小さく目を細め。 「どこですか~?田村玲子さん?西木野真姫さん~?」 こちらに呼びかけながらゆっくりと廊下の床を靴が叩く音が聞こえた。 ご丁寧に真姫と田村玲子を名指しで。存在を知らないが故か初春のことは呼ばれてはいない。 「初春さん、先に戻っていて。私は少し別行動を取らせてもらうわ」 「えっ…」 「どちらにしてもコンサートホールか市役所には寄る必要があるわけだし。 それに、あの子にも少し聞きたいことがあるから」 立ち上がる田村玲子。 その背中を見て、思わず真姫が声を出す。 「待って、田村さ―――ゴホッ」 思わず大声を出してしまったことで口から血を吐く真姫。 「ごめんなさい、西木野さん。今は、あなたの傍にはいてあげられないわ。 初春さん、お願い」 それだけを告げて、田村玲子は廊下の踊り場の影からゆっくりと出て行く。 きっと引き止めることはできない。そう感じた初春は後ろ髪を引かれる思いを残しながら、回廊結晶を起動させた。 「…回廊結晶、起動」 一瞬光を二人の体が包んだと同時に、その体は346プロ内から消失。 その身を記録した場所、音ノ木坂学院へと転移させた。 「見つけましたよ、田村玲子さん」 10メートルほどの距離をあけた廊下の奥で、島村卯月は田村玲子の前に対峙していた。 「ああ、呼ばれたから来てあげたわ。幾つか聞きたいこともあったし。 何故、私の名前を知ってたの?」 「殺人者名簿っていうのがありましてね。それにはこれまで人を殺してきた人の顔と名前が載ってるんですよ。 田村玲子さん、あなたは今まで人を殺してきたんですよね?」 「なるほど、面白い道具もあったものね。 質問に答えるなら答えはYesよ。ついでに数も言うなら、ざっと38人といったところかしら」 「それは、随分と多いですね。法律なら死刑になってますよ。情状酌量の余地はありませんね」 手袋の嵌った指を動かすと、周囲に糸が舞い上がる。 まるで蜘蛛の網を連想させるような、しかし田村玲子にしてみれば随分と拙い結界。 表情一つ変えることなく、その全てを捌き斬り捨てる。 「そうね。あなた達人間のルールならば、殺されても致し方無い化物、ということになるのでしょうね」 ある意味最もな言いようにフフ、と自嘲するように笑い。 そして笑い終えると目を細めて卯月を真っ直ぐに見据える。 「なら、どうして西木野真姫を斬ったのかしら? あの子は人を殺すどころか傷つけたこともたぶんないようなただの女の子よ。 そんな子に手を出すことがあなたが言ったような悪じゃないのかしら?」 若干、それを問う口調が尖っているような気は田村玲子自身感じていた。 確かに自分は多数の人間にしてみれば殺されても致し方無い者なのだろう。 だが、それとあの子を同列に扱っているのは理解し難い。 そしてもう一つ。 この娘に張り付いた微笑むような表情。 さっき真姫を殺そうとした人間とは思えないようなものを、どうしてそんなに浮かべていられるのか。 ただのアイドルであるはずの少女が。 「あの人はもう手遅れだったんです。μ'sのメンバーはみんな高坂穂乃果に染められていたんです。 だから何かを起こしてしまう前にその悪の芽は摘み取っておかないと」 「………」 島村卯月が何を言っているのか田村玲子には分からなかった。 何を思ってそう判断したのか、一体彼女に何があったのか。 分からないし分かろうとも思うものではなかった。 ただ一つ分かったのは、目の前で微笑むその少女が正気ではないということ。 きっとこれ以上話しても望む答えは得られないだろう。 「ここにあの二人がいなかったのは、幸いというべきかしらね」 口の端を釣り上げる田村玲子。 この”顔”を出すのも久しぶりといったところだろう。 真姫と初春の二人の前ではきっと出せなかっただろう、田村玲子の一面。 それは、田村玲子であるより前にパラサイト――人類を食い殺すという本能を持った捕食者であるという一面。 「なら私も、あなたのお望み通り化物らしく振る舞ってあげるとしましょうか」 田村玲子はそう言ってジロリ、と真っ直ぐに、ただその一点だけを見るように卯月を見据えた。 その瞬間、卯月は周囲の空気が変わったのを感じた。 「…え、…あれ?」 田村玲子はこちらを見ているだけだ。特に武器を構えているとか、そんな様子もない。 こちらは体に巻きつけたクローステールで身を守っているし、その気になればいくつも田村玲子に向けて糸を飛ばすこともできる。 そんな状態のはずなのに、足の震えと冷や汗が止まらない。 島村卯月はセリューの意志に従い正義の味方になる、という決意をした。 だが、彼女は戦士でも狩人でも殺人鬼でもない。彼女の本職はあくまでもアイドル、この場においては他者に守られて然るべき存在。 加えて、卯月はこの殺し合いの中で明確な殺意を自身に直接ぶつけられたことはない。 南ことりはあくまでもセリュー・ユビキタスを狙っての凶行に及んで、卯月に刃を向けることはなかった。 ロイ・マスタングに誤解の目を向けられた時は由比ヶ浜結衣も共であり、さらにセリューの助けもあった。 その結衣に銃弾を放たれたこともあくまで事故であるし、キング・ブラッドレイや足立透、ゾルフ・J・キンブリー達も島村卯月という個人に対して殺意を向けたことはなかった。 それまでぶつけられたことのないものを当たられた卯月は、しかし本能的にその危険性を感じ取っていた。 まるでライオンと遭遇した草食動物のように。 田村玲子が一歩足を踏み出す。 床を踏む音がカツリと音を立てる。 それに反応するように、卯月の足も一歩後ろに下がった。 (…えっ、何で…?) これではまるであの女に怯えている、逃げようとしているかのようじゃないかとセリューの顔を思い浮かべて自分を奮い立たせる。 だけど、体が言うことを聞かない。田村玲子が踏み出す度に、足は後退し下がっていく。 (違う、私は、セリューさんの正義を……、私は…) 理性と本能の食い違いに錯乱する卯月。 だが、その葛藤を田村玲子は鑑みてはくれない。 やがてゆっくり歩いていたはずの足が急に早く踏み出され、10メートルほどの距離を一気に詰めて迫ってきた。 「ひっ……」 その瞬間、恐怖が理性の許容量から溢れ出し。 卯月は振るわれた刃を大きく横に飛んで回避。 そのまま、体を丸めて窓へと体当たりした。 ガラスの割れる音と共に、346プロの建物内から卯月の体が飛び出していく。 しかしここは一階ではない。地上へと到達するまではそれなりの高さがある。 逆にいうと、その一般的な認識が田村玲子の反応を少しだけ遅らせていた。 窓へと駆け寄り割れたガラスの向こうを覗き込む田村玲子。 しかし地面にはガラスの破片こそ散らばっているものの、島村卯月の姿はどこにもなかった。 「……なるほど、あの糸で逃げたか」 窓から脱出する際にどこか別の場所に糸を繋いでおくことで命綱とし、墜落を避けて何処かへと逃げたのだろう。 もし自分が窓から飛び出すならば同じことをする。その場合使うのは糸ではなく触手だが。 一体どこに逃げたのか。 北東か北西か、それとも南か。 北西は理屈としては考えられない。進行方向に禁止エリアを含んだ場所へと逃げては袋小路だ。最も錯乱しているあの少女がそこまで判断できるかも微妙ではあるが。 南か北東か。 「北東、だな」 南に留まった場合、もし見つけることができても今後の行動に遅れが生じる。 対して北上したならばたとえあの娘が見つからなくてもこちらの用事、コンサートホールや市役所へと向かうことはできる。 そこまで考えたところで、島村卯月の動き、彼女を殺すということを妙に意識している自分がいることに、田村玲子は気がつく。 取り逃がした相手だ。理屈として考えれば、そこまで深追いするような理由がないにも関わらず、こうも追撃しようとしている。 だが、田村玲子の脳裏からは傷付いた真姫の表情と、そしてあの島村卯月の張り付いたような笑みが離れない。 「…怒っている、というやつか?」 その言いようのない気持ちを人間に当てはめて考えた時、その理由に田村玲子は思い至った。 以前出会った、自身の妻子を殺された倉森という探偵があの時行った行動。自分を排除しようと動いた草野達の行動理由。 これが自分が人間に対して懸念事項として見ていた習性、感情の一つだろう。 「果たしてこの感情に任せてあの子を優先して追うべきなのかというのは、少し考えるところね」 自分の中に浮かび上がってきたそんな感情をまるで他人事のようにも思えることを呟きながら興味を抱く田村玲子。 こういう時は果たしてこのまま感情に任せてみるのが正しいのか、それともあくまでも冷静にするのが正しいのか。 自分に正直にやるか、それとも自分を誤魔化して合理的に動くべきなのか。 「まあそれはあの子に追いつくことができなかったら考えるとしましょうか」 ◇ 「はぁ……はぁ……」 足で逃げるよりも速いと考え、卯月は糸を周囲の木々や壁に巻き付かせながら、さながらターザンがロープで移動するかのように移動を続けていた。 やがて346プロからそれなりに離れ、周囲に糸を絡ませられるものがなくなってから乱れる息を整えるために一旦立ち止まる。 「今の私じゃ…、セリューさんみたいには…」 理解した。 今の自分だと、あの化物、田村玲子を裁くことはできない。 セリューさんのように、正義を成すことができない。 まだ、私には力が足りない。 「ダメだよね、こんなんじゃ…。セリューさんの足手まといになっちゃうだけだよ…」 もっと強くならなくちゃいけない。 セリューさんの横に並ぶことができるような、そんな島村卯月にならなくちゃいけない。 高坂勢力を、μ'sを打ち倒せるだけの力が。 「だけどセリューさん、高坂勢力の、μ'sの情報は得ました。そのうちの一人は、たぶん仕留めました…。 だから待っていてください。私、すぐに追いつきますから…!」 にっこりと、誰に向けるわけでもなく笑顔を作り、卯月は進む先に建つDIOの屋敷に向けて走り始めた。 【B-6/一日目/午後】 【島村卯月@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]:正義の心、『首』に対する執着、首に傷、疲労(大) [装備]:千変万化クローステール@アカメが斬る! [道具]:ディバック、基本支給品×2、不明支給品0~2、金属バット@魔法少女まどか☆マギカ [思考] 基本:島村卯月っ、笑顔と正義で頑張りますっ!! 0:セリューを探す。 1:高坂穂乃果の首を手に入れる。 2:高坂勢力、及びμ'sを倒す。 3:田村玲子に対する恐怖を克服できるように強くなりたい [備考] ※参加しているμ'sメンバーの名前を知りました。 ※服の下はクローステールによって覆われています。 ※クローステールでウェイブ達の会話をある程度盗聴しています ※ほむらから会場の端から端まではワープできることを聞きました。 ※本田未央は自分が殺したと思っています。 ※μ's=高坂勢力だと卯月の中では断定されました。 【B-6/346プロ/一日目/午後】 【田村玲子@寄生獣 セイの格率】 [状態]:健康、卯月に対する怒り? [装備]:なし [道具]:デイパック、基本支給品 、首輪 [思考] 基本:基本的に人は殺さない。ただし攻撃を受けたときはこの限りではない。 1:脱出の道を探る。 2:コンサートホール及び市役所を探索した後初春と合流する。 3:島村卯月は殺す。追いつけなかった、見失った場合どうするかは未定。 4:ゲームに乗っていない人間を探す。 5:スタンド使いや超能力者という存在に興味。(ただしDIOは除く) [備考] ※アニメ第18話終了以降から参戦。 ※μ's、魔法少女、スタンド使いについての知識を得ました。 ※首輪と接触している部分は肉体を変形させることが出来ません。 ※広川に協力者がいると考えています。協力者は時間遡行といった能力があるのではないかと考えています。 ※B-6のエリア内に警備ドローン@PSYCHO PASS-サイコパス-がバッテリー切れ状態で放置されています。 【警備ドローン@PSYCHO PASS-サイコパス-】 人間の労働補助を目的として作られたロボットの一種であり、主に街の治安維持・警備等の目的で使用されている。 簡易的なスタンガンや監視カメラを備えており、自動、手動それぞれでの操作が可能。 本ロワでは3時間の充電で最大2時間の使用が可能となっている。 →